後悔から自身2台目のGTOを入手!|1993年式 三菱 GTO ツインターボ Vol.3

「以前のGTOは中途半端に乗ってしまったので、このクルマは徹底的に乗ろうと思います。あと、細かい部分をリフレッシュして新車の乗り味を取り戻したいですね」と話してくれた。

       
REカーとライバルたち

【1993年式 三菱 GTO ツインターボ Vol.3】

Vol.【2】から続く

 その一方で、市販車をチューニングした車両によって行われる「N1耐久シリーズ」(現:スーパー耐久)では、持ち前のパワーを武器に、当時最強といわれたR32スカイラインGT‐Rに立ち向かっていったのである。 

 このように、豪快な走りを身上としてきたGTOだが、1994年のマイナーチェンジでは、装備を簡素化して軽量化を施した「MR」を設定。その後も18インチホイールの採用などを行い、戦闘力・商品力を高めていった。

後悔から自身2台目のGTOを入手!/OWNER’S VOICE


 オーナーは、7、8年前にもGTOを所有していた。しかし金銭的に維持するのが難しくなり、最終的に手放してしまったという。このような愛車との別れをずっと後悔していたオーナーだったが、ついに昨年12月、自身2台目となるGTOを手に入れた。

 そんな経緯で入手した愛車は、現在13万kmオーバー。しかし目立ったトラブルはなく、好みのカスタマイズを施しながら思う存分GTOを楽しんでいるようだ。ちなみにオーナーは某ディーラーマン。そんなプロフェッショナルが維持するうえで気をつけているのが、洗車をすることとボンネットを開けること。これらを頻繁に行うことで不具合を早く見つけることができ、結果的に大きなトラブルを防ぐことができるそうだ。

「以前のGTOは中途半端に乗ってしまったので、このクルマは徹底的に乗ろうと思います。あと、細かい部分をリフレッシュして新車の乗り味を取り戻したいですね」と話してくれた。


「購入の決め手になった」というほどオーナーお気に入りのグラストップや、能性を重視し、適度なタイト感を演出したインテリアなど【写真20枚】




ボンネット内に押し込まれた6G72型は、三菱初のツインターボ&ツインインタークーラー採用。




ド迫力ボディと圧倒的なパワーで、ライバルに挑んだ重量級マシン



1993年式 三菱 GTO ツインターボ(Z16A)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(㎜) 4565×1840×1285
ホイールベース(㎜)  2470
トレッド前/後(㎜) 1560/1580
車両重量(㎏)  1710
エンジン型式  6G72型
エンジン種類 V型6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 2972
ボア×ストローク(㎜) 91.1×76.0
圧縮比 8.0:1
最高出力(ps/rpm) 280/6000
最大トルク(㎏-m/rpm) 42.5/2500
変速比 1速 3.071/2速 1.739/3速 1.103/4速 0.823/5速 0.659/後退 3.076
最終減速比 3.972
ステアリング形式 ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 225/50R17(前後とも)
発売当時価格 410.5万円


初出:ハチマルヒーロー 2013年11月号 Vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1993年式 三菱 GTO ツインターボ(全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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