真のスポーツカーを目指すために立てられた目標とは?|2001年式 マツダ RX-7 タイプR バサーストR Vol.2

ボディカラーはサンバーストイエローのほか、ピュアホワイトとイノセントブルーマイカが用意された。

       
REカーとライバルたち【2001年式 マツダ RX-7 タイプR バサーストR Vol.2】

【1】から続く

パワーウエイトレシオ5.0kg/ps

 その一方、真のスポーツカーを目指すために、「パワーウエイトレシオ5.0kg/ps」という目標が立てられた。この数値を達成するために重点的に取り組まれたのが、軽量化とパワーアップだ。軽量化はサスペンションアームやリンク類のオールアルミ化、ガラス面積の縮小など多岐にわたり、グラム単位での重量低減を実施。これによりクラス最軽量の1250kgを達成した。

 もうひとつのエンジンは、シーケンシャルツインターボ化した13B‐REW型を搭載。電子制御燃料噴射システムEGI‐HSの採用などにより、高回転&ハイレスポンスを実現したこのユニットは、最高出力255psに到達。これにより、目標を上回るパワーウエイトレシオ4.9kg/psをクリアした。


エンジン最高出力は段階的にUPし、最終型(5型)では280psとなったなど【写真16枚】



ドライバーオリエンテッドなコクピット。運転席側に傾斜したセンターコンソールなど、すべてはFDをドライブするためにレイアウトされている。





バサーストRはメーターパネルのほか、センターコンソールやセンターパネル、運転席ドアパワーウインドースイッチパネル&小物入れフタがマツダスピード製のカーボン調パネルとなり、 スポーティー感を演出。



【3】に続く


2001年式 マツダ RX-7 タイプR バサーストR (FD3S)
SPECIFICATION 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4285×1760×1230
ホイールベース(mm) 2425
トレッド(mm) 1460(前後とも)
車両重量(kg) 1260
エンジン型式 13B-REW型
エンジン種類 直列2ローターツインターボ
総排気量(cc) 654×2
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 32.0/5000
変速比 1速 3.483/2速 2.015/3速 1.391/4速 1.000/5速 0.806/後退 3.288
最終減速比 4.100
燃料タンク(ℓ) 76
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ前後 225/50ZR16(前後とも)
発売当時価格 339.8万円



初出:ハチマルヒーロー 2013年11月号 Vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

2001年式 マツダ RX-7 タイプR バサーストR(全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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