スペシャリティーカーとして登場したが、その中身は?|1983年式 マツダ サバンナRX-7 ターボGT-X Vol.1

刺激的なロータリーターボで、不動の地位を確立した初代RX-7。

       
REカーとライバルたち

【1983年式 マツダ サバンナRX-7 ターボGT-X Vol.1】

 初代SA22CサバンナRX‐7がデビューしたのは、1978年3月のこと。当時は度重なるオイルショック、そして排ガス規制により、「スポーツカーに乗るなどもってのほか」という時代だった。このようにクルマを取り巻く社会情勢が最悪だったこともあり、SAは「スペシャリティーカー」としてデビュー。しかしそれは表向きの表現で、中身は完全なスポーツカーといえるものだったのだ。


タコメーターが中央に配置されるスポーツカーならではのメーターレイアウトなど【写真17枚】



国産車ではトヨタ2000GT以来となるリトラクタブルヘッドライトを採用。


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左右まで回り込んだウレタン製リアスポイラーは、SAを象徴するパーツのひとつ。後期ではテールレンズのデザインが変更され、リアのナンバープレートがバンパー下に移動した。

Vol.【2】、Vol.【3】に続く


1983年式 マツダ サバンナRX-7 ターボGT-X (SA22C)
諸元 SPECIFICATION
全長×全幅×全高(mm) 4320×1670×1265
ホイールベース(mm) 2420
トレッド前/後(mm) 1420/1400
車両重量(kg) 1035
エンジン型式 12A型
エンジン種類 直列2ローターターボ
総排気量(cc) 573×2
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 165/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 23.0/4000
変速比 1速 3.622/2速 2.186/3速 1.419/4速 1.000/5速 0.791/後退 3.493
最終減速比 3.909
燃料タンク(ℓ) 63
ステアリング ボール・ナット式
サスペンション前/後 ストラット/4リンク+ワットリンク
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ前後 205/60R14(前後とも)
発売当時価格 215.2万円



初出:ハチマルヒーロー 2013年11月号 Vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1983年式 マツダ サバンナRX-7 ターボGT-X(全4記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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