「生まれてはじめてのクーラーなしのクルマです」|1973年式 トヨタ カローラ クーペ レビン 1600  Vol.2

「個性の強いフロントのデザインが大好きです」 もともと乗っていた後期型カローラクーペと同じデザインのフロントマスクなので愛着がわくとのこと

       
女性オーナーが愛する旧車
【1973年式 トヨタ カローラ クーペ レビン 1600  Vol.2】

Vol.【1】から続く


 それから10年ぶりに疎遠になっていた旧車仲間の飲み会に誘われ、クラブで参加する走行会に同行するようになり、同乗走行したことで旧車に対する思いが再び盛り上がってきたという。

 そのときはもう乗るクルマは決まっていた。当時乗っていたカローラクーペ1600SLだ。しかし旧車の常で、低いグレードほど残っている車両は少なく、ネットで検索してみるとむしろ高グレードのTE27カローラレビンのほうが多い。特に旧車専門ショップ「ヴィンテージ宮田自動車」にあったTE27カローラレビンにひと目ぼれ。すぐに三重県まで実車確認に向い、その場で購入を決めてしまった。


 再び旧車生活がやってきた彼女。空白の期間を埋めるようにイベントに参加したり、仲間とのツーリングを楽しんだりする日々。納車後見せに行き驚いていた父親も、部品の調達に協力してくれている。

 問題は今年の猛暑。実は以前乗っていたカローラクーペにはクーラーが搭載されていた。「生まれてはじめてのクーラーなしのクルマですが、夏の暑さの中でも乗りたくなってしまいます。不思議ですよね」という彼女。もうすっかり旧車乗りの顔だ。


「クーラーがないので、今年の夏が乗り切れるか心配です」というノーマルの状態を保つ内装など【写真10枚】




名機と名高い1.6Lの2T-G型水冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、軽い車体と合わせて高い運動性能を発揮するTE27カローラレビン。今後、マフラーをはじめとする排気系と足回りに手を入れたいとのことだ。




こちらは当時の記事。スピードスターがお気に入りと語る当時の彼女。ちなみに1600SRとの記載は誤植だ。


初出:ノスタルジックヒーロー 2014年10月号 Vol.165(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


1973年式 トヨタ カローラ クーペ レビン 1600 (全2記事)


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text : NOSTALGIC HERO/編集部 photo : MAKOTO INOUE/井上 誠

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