FCにFDのツインターボ! 13B-REW型エンジンを搭載|1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ Vol.4

トータルセブンが提案する、13B-REW型エンジン換装メニュー

       
REカーとライバルたち

【1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ Vol.4】

Vol.【1】、Vol.【2】、Vol.【3】から続く

 エンジンルームの写真を見て、「ん!?」と思った読者は鋭い。そう、このFCにはFDの13B‐REW型が換装されているのだ。「モアパワーを実現しつつ、安心して快適に長距離ドライブが楽しめるように」といった狙いから開発されたメニューで、現時点ではまだ未完成。すべてが手探りの状態からスタートし、やっと動かせる段階になったという感じだ。しかしセッティングが煮詰まれば、FCオーナーにとってかなり心強いメニューとなるはず。

 この13B‐REW型への換装は、大幅なパワーアップが最大の特徴。そしてそのパワーアップは、耐久性の向上にも大きく影響してくる。というのも、13B型よりキャパシティの大きい13B‐REW型のほうが、同じパワーを発揮するにもエンジンに掛かる負担が少ない。そして負担が少なくなれば、おのずと耐久性もアップするというわけ。さらに、エンジン制御はフルコンのパワーFCで行っているが、いたずらにパワーを上げるのではなく、乗りやすく、そして壊れないようなセッティングを実施。こうしたユーザーの立場に立ったクルマ造りは、トータルセブンの得意とするところだ。

 RX‐7のプロショップ、トータルセブンが新たに提案するFCの新世代エンジン換装メニューだ。


型式こそFCと同じだが、シーケンシャルツインターボとなる13B-REW型エンジンなど【写真9枚】




ダッシュボードにはデフィの追加メーターを設置。左から油温、水温、油圧、ブーストの4つだ。




ヘッドレストスピーカーが内蔵される純正シート。ボディカラーに合わせてホワイトに張り替えてある。



1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ(FC3C)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4335×1690×1270
ホイールベース(mm) 2430
トレッド前/後(mm) 1450/1440
車両重量(kg) 1390
エンジン型式 13B型
エンジン種類 直列2ローターターボ
総排気量(cc) 654×2
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 205/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 27.5/3500
燃料タンク(ℓ) 70
変速比 1速 3.483/2速 2.015/3速 1.391/4速 1.000/5速 0.806/後退 3.288
最終減速比 4.100
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前 / 後 ストラット / マルチリンク
ブレーキ前後 ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205/60R15(前後とも)
発売当時価格 367.2万円



初出:ハチマルヒーロー 2013年11月号 Vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ(全4記事)

関連記事:REカーとライバルたち

関連記事: RX-7

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : AKIO HIRANO/平野 陽

RECOMMENDED

RELATED

RANKING