ジウジアーロ・カスタムをさらにカスタム|1980年式 いすゞ 117クーペ ジウジアーロ Vol.2|旧車クローズアップ

ジウジアーロ・カスタムの仕様をキープしたインテリア。インストルメントパネルは、ベージュのレザーが張られた豪華な仕上げ方。インダッシュエアコンも標準装備となっている。

       
【1980年式 いすゞ 117クーペ ジウジアーロ Vol.2】

Vol.【1】から続く

 同じ排気量の他車と比べて販売価格も高く、高根の花だった117クーペだが、生産期間の中で個性的な仕様をまとったモデルも発売されていた。それが1979年12月に登場した117クーペ・ジウジアーロ(別名ジウジアーロ・カスタム)だ。当時、メーカーの製品名に対する感覚も大らかだったのだろう。販売店の店頭に置かれたカタログに記載された車名は「117クーペ・ジウジアーロ」だったのに対し、発表時にいすゞ自動車広報部から配布された報道用資料には「ジウジアーロカスタム」と書かれていた。今となっては車名が異なった理由は不明だが、ここではジウジアーロ・カスタムと書く。

 いすゞの旧車専門店として知られるISUZU SPORTSが、117クーペに対する豊富な知識と経験を生かし、ジウジアーロ・カスタムをさらにカスタム。乗りやすく、存在感あふれる1台に仕上げたのが今回の取材車両だ。

 ベースとなったジウジアーロ・カスタムは、2L水冷直列4気筒SOHCのG200型エンジンを搭載したXCをベースに、内装外装をジウジアーロオリジナルのデザインとしたモデル。西ドイツのフロックヤーン糸で織ったファブリック+なめし革を配したシートとドアトリムが個性的で、各所にレザーもふんだんに使われている。ボディには専用ストライプを配し、ピレリ製ラジアルタイヤとアルミホイールが標準装備となっていた。


ジウジアーロ・カスタムの特徴である個性的な配色のシートとトリムなど【写真10枚】



センターコンソールにはさりげなくCDプレーヤーとETCユニットが組み込んである。こうした加工はISUZU SPORTSが得意とするところ。




ジウジアーロ・カスタムには、グローブボックスのふたに、最初のオーナーの名前が刻まれたオーナメントが付く。

Vol.【3】に続く



初出:ノスタルジックヒーロー 2014年 10月号 Vol.165(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


1980年式 いすゞ 117クーペ ジウジアーロ(全3記事)

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photo : MAKOTO INOUE/井上 誠

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