日産|長く中堅車種を支えたCA型とGA型|高性能テンロク全盛期 Vol.3|駆け抜けるテンロク

DOHC戦略において後れをとった日産は、その後CA型、GA型、SR型などのエンジンで1.6リッター仕様を展開した。

       
【高性能テンロク全盛期 Vol.3】

Vol.【2】から続く

 日産も1986年春にテンロクのDOHC16バルブエンジンを送り出す。SOHCのCA16型をDOHC16バルブ化したCA16DE型で、サニーシリーズやパルサーなどに搭載する。90年代になると燃費を意識して軽量コンパクト設計としたGA16DE型DOHCエンジンに主役の座を渡した。

02 NISSAN / 長く中堅車種を支えたCA型とGA型

 DOHC戦略において後れをとった日産は、1986年にCA16E型をベースにDOHC化したCA16DE型エンジンを送り出す。これは1.8Lをスケールダウンしたものだったが、90年代には軽量設計の1497cc、GA15DE型を1596ccに拡大したGA16DE型DOHCを投入する。1997年には、パルサー・セリエVZ-Rに可変バルブリフト&タイミング機構を採用したSR16VE型DOHCを積み、高性能を誇示した。



燃費を意識して軽量コンパクト設計としたGA16DE型DOHCエンジンや、日産のテンロクエンジン搭載車など【写真6枚】


Vol.【4】、Vol.【5】に続く


初出:ハチマルヒーロー 2013年 8月号 Vol.022(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT : HIDEAKI KATAOKA / 片岡英明

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