「買い替えれば?」と奥様。「何があっても安心」なほどのTI用補修パーツ|1984年式 日産スカイライン セダン 1800 TI-E・X  Vol.3|R30多士済々

「買い替えれば?」と何度も言っていた奥さまだったが、最近は趣味として理解してくれるようになったという篠原 稔さん。あとはストックパーツ部屋への理解だけ?

       
【1984年式 日産スカイライン セダン 1800 TI-E・X Vol.3】

Vol.【1】、Vol.【2】から続く

 大企業の人事部を経験した篠原さんは、2012年11月に市光工業へと誘われる。これを機にクルマでの通勤となり、当然のようにTIで往復80kmを走行。すでに総走行距離46万kmを記録していたTI。長距離通勤で距離が延び、消耗も激しくなると予想されたが、その備えとして部品取り車を6年前に購入済み。それはなんと、TIより明らかにキレイな状態を保っている史上最強のスカイライン、通称“ターボC”だったのだ。

 最低限の修理を施し、走行できる状態にはしてあるが、全く乗り換える気はなく、購入当時も「状態の良い部品取り車」と思った程度だったという。

 さらに、秘密のガレージには、「何があっても安心」なほどのTI用補修パーツが集められており、まだまだ長く乗り続ける気満々の篠原さんなのだ。29年間、46万km。その走行距離の長さの分だけ、蓄積されたワザが随所に詰まっているのである。

「買い替えれば?」と何度も言っていた奥さまだったが、最近は趣味として理解してくれるようになったという。あとはストックパーツ部屋への理解だけ? 




スカイライン伝統の水平指針式サーキットメーターなど【写真12枚】


84年式 日産スカイラインセダン1800 TI-E・X(FJR30)
SPECIFICATIONS 主要諸元
全長×全幅×全高(mm) 4595×1665×1395
ホイールベース(mm) 2610
トレッド前/後(mm) 1410/1390
最低地上高(mm) 165
室内長(mm) 1805
室内幅(mm) 1385
室内高(mm) 1135
車両重量(kg) 1075
エンジン型式 CA18E型
エンジン種類 水冷直列4気筒SOHC
総排気量(cc) 1809
ボア×ストローク(mm) 83.0×83.6
圧縮比 8.8:1
最高出力(ps/rpm) 110/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 16.5/3600
変速比 1速3.321/2速1.902/3速1.308
4速1.000/5速0.833/後退3.382
最終減速比 4.111
燃料タンク容量(L) 65
ステアリング形式 リサーキュレーティングボール
サスペンション前/後 ストラット/4リンクコイル
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
タイヤ前後とも 185/70SR14
発売当時価格 149.6万円


初出:ハチマルヒーロー 2013年 8月号 Vol.022(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1984年式 日産スカイライン セダン 1800 TI-E・X (全3記事)

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photo : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖 text : 80HERO/編集部

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