父親から譲られたC110スカイラインの思い出とTI|1984年式 日産スカイライン セダン 1800 TI-E・X  Vol.2|R30多士済々

篠原さんの秘密のストックパーツルームにはR30用のものがところ狭しと置かれている。取り替えたヘッドライトユニットはもちろん、予備のGT用リアランプ、フォグ、デスビ、センターコンソールユニットなどなど。奥にはエンジンそのものも転がっている。写真に写っているのは一部で、さらに大物パーツは1階の倉庫などに分散。ちなみに写真の左手にはスカイラインをはじめとするクルマのプラモデルが山のように積まれている。

       
【1984年式 日産スカイライン セダン 1800 TI-E・X  Vol.2】

地方の解体屋をまわって探したTIのパーツ

Vol.【1】から続く

 本当は父親から譲られ、大学4年間の思い出が詰まった最初の愛車C110スカイラインセダン1800GLに乗り続けたかったが、事故で廃車に。FJ型エンジンに対するCA型の姿が、L型に対してのG型とだぶり、篠原さんをTI購入へと向かわせたのだった。

 TIを購入した後、日産社員のアドバンテージを生かし、さまざまなパーツを社員販売で購入。丸形のリアテールランプは日産の部品事業部から入手。カタログにも掲載されていないTI用オプション品のリアスタビライザーの情報入手も、日産社員ゆえのもの。

 地方への転勤や転職も彼にとっては、掘り出しものを探す絶好の機会。広島、仙台、福岡とさまざまな場所へ行ったが、そのたびに休日を利用して地方の解体屋をまわり、TIのパーツを探したという。

キレイなエンジンルームや、カタログには未掲載で外部には知られていないオプションパーツのスタビライザーなど【写真13枚】



Vol.【3】に続く

84年式 日産スカイラインセダン1800 TI-E・X(FJR30)
SPECIFICATIONS 主要諸元
全長×全幅×全高(mm) 4595×1665×1395
ホイールベース(mm) 2610
トレッド前/後(mm) 1410/1390
最低地上高(mm) 165
室内長(mm) 1805
室内幅(mm) 1385
室内高(mm) 1135
車両重量(kg) 1075
エンジン型式 CA18E型
エンジン種類 水冷直列4気筒SOHC
総排気量(cc) 1809
ボア×ストローク(mm) 83.0×83.6
圧縮比 8.8:1
最高出力(ps/rpm) 110/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 16.5/3600
変速比 1速3.321/2速1.902/3速1.308
4速1.000/5速0.833/後退3.382
最終減速比 4.111
燃料タンク容量(L) 65
ステアリング形式 リサーキュレーティングボール
サスペンション前/後 ストラット/4リンクコイル
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
タイヤ前後とも 185/70SR14
発売当時価格 149.6万円


初出:ハチマルヒーロー 2013年 8月号 Vol.022(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


1984年式 日産スカイライン セダン 1800 TI-E・X (全3記事)

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photo : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖 text : 80HERO/編集部

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