872.8ccまで排気量アップ! 100ps以上のパワーを絞り出したエスハチ|1968年式 ホンダ S800 RSC Vol.2|痛快スポーツモデル

ホンダS生誕50周年イベントではツインリンクもてぎのオーバルコースを軽やかな音を奏でながら疾走した。

       
【1968年式 ホンダ S800 RSC Vol.2】

Vol.1から続く

 この車両は1968年8月の鈴鹿12時間レースに出場した永松邦臣、木倉義文組のS800を再現したもの。同レースのGT‐1クラスで優勝し、総合でも3位(上位2台は3Lのトヨタ7)という好成績を収めた。

 エンジンは872.8ccまで排気量アップし、CRキャブが装備されたRSCチューニングの仕様で、100ps以上のパワーを絞り出す。ボディも黄色いカラーに赤いラインという、当時のRSCカラーに塗り直されている。

 RSCでチューンナップされたホンダSシリーズによって、当時のドライバーだけではなく、多くのチューナーやコンストラクターも経験を積んだ。日本におけるモータースポーツの発展に、さまざまな形で貢献したクルマといえるだろう。

高いレベルで再現されたRSCチューニングカー

 ホンダS800 RSCレーシングカーは、復元後、長年ホンダコレクションホールで保管されていた。定期的に動態チェックも行われており、当時の音、速さが再現されていることを証明している。ホンダS生誕50周年イベントではツインリンクもてぎのオーバルコースを軽やかな音を奏でながら疾走した。現在もツインリンクもてぎ内にある本田技研車両の博物館であるコレクションホールで、その姿を間近に見ることができる。

文字盤が傾けられ、目盛りの0の位置が真下になるタコメーターなど【写真6枚】





初出:ノスタルジックヒーロー 2014年7月号 Vol.163(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1968年式 ホンダ S800 RSC(全2記事)

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photo : ISAO YATSUI/谷井 功

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