ロータリーエンジン発売20周年を記念したカブリオレ。その5年間を締める、速さだけではない最後の限定車｜1992年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ ファイナルバージョン　Vol.1｜THE限定車

Nosweb 編集部 2021/04/21

ファイナルバージョンに設定されたボディカラーは、ブリリアントブラックとシェイドグリーンの2色。ルーフとのコントラストが美しさを強調する。

　　　　　　　

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【1992年式 マツダ RX-7 カブリオレ ファイナルバージョン　Vol.1】

　新世代ロータリー13B型にインタークーラーターボを組み合わせたピュアスポーツ。1985年10月に誕生した2代目FC RX‐7は、かたくなまでの純粋さにより、多くのファンのハートを瞬く間に射止めた。さらに、このFCシリーズには羨望を集めた特別なモデルが存在する。カブリオレだ。

　ロータリーエンジンを搭載した第1号車コスモスポーツのデビューが1967年。それから20年後の1987年8月、ロータリーエンジン発売20周年を記念して、カブリオレがFCシリーズのトップモデルとして迎え入れられた。オープンモデルは得てして優雅なキャラクターになりがちだが、GTリミテッドをベースにルーフを電動トップ化したこのカブリオレは、FCの真価をまったくスポイルしていなかった。

クローズ、フルオープン、ルーフレスの3アレンジが可能な電動開閉式トップなど【写真6枚】



Vol.2、Vol.3に続く


Specifications 主要諸元
1992年式 マツダ RX-7 カブリオレ ファイナルバージョン（FC3C）
全長×全幅×全高（mm） 4335×1690×1270
ホイールベース（mm） 2430
トレッド前/後（mm） 1450/1440
車両重量（kg） 1390
エンジン型式 13B型
エンジン種類 水冷2ローター・ロータリーターボ
総排気量（cc） 654×2
圧縮比 9.0:1
最高出力（ps/rpm） 205/6500
最大トルク（kg-m/rpm） 27.5/3500
燃料タンク（L） 70
変速比 1速 3.483/2速 2.015/3速 1.391/4速 1.000/5速 0.806/後退 3.288
最終減速比 4.100
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前 / 後 ストラット / マルチリンク
ブレーキ前後 ベンチレーテッドディスク（前後とも）
タイヤ 205/60R15（前後とも）
発売当時価格 370.0万円

初出：ハチマルヒーロー 2013年5月号 Vol.021（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）

1992年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ ファイナルバージョン

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ　photo : MOTOSUKE FUJII/藤井元輔

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