ヨタハチ、ジェミニ、コスモスポーツにサニー。お気に入りが一緒のスタッフはいますでしょうか｜ノスヒロ制作スタッフが選ぶ、裏国産旧車：2014　Vol.1

【ノスヒロ制作スタッフが選ぶ、裏国産旧車：2014　Vol.1】

ベストテン企画の裏ものとして定例化した本企画。

今回は、スタッフが選ぶ国産旧車というテーマで構成した。「裏」というタイトルをプレッシャーを感じながら選んだクルマとは!?　 
さらに、プロフィール写真代わりに自分が所有したことのあるクルマを1台選んでもらった。本誌スタッフの趣味趣向を垣間見ることができるかも？　

トヨタスポーツ800やいすゞジェミニZZ/Rラリースペシャルなど【写真8枚】

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1965年式 トヨタスポーツ800

片岡英明／Hideaki Kataoka


　ホンダSシリーズの高性能で精緻なエンジンにほれ込んだ。が、デザインやパッケージングの素晴らしさではトヨタスポーツ800が一歩上を行く。あのサイズで、流麗なフォルムを実現しているのが凄い。どのクルマにも似ていないし、撫でてあげたくなるほどキュートだ。しかも走らせると軽快で、運転するのが楽しい。ライトウエイトスポーツならではの気持ちいい走りを存分に味わうことができる。今でも欲しいと思う1台だ。


【PROFILE ＆ 印象深い所有車】自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。クルマオタクだから動くものは何でも好きだが、旧車はとくに好きな分野。印象深い所有車は、今の愛車、先代のアウトバックXT。

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1967年式 マツダコスモスポーツ

御堀直嗣／Naotsugu Mihori


　新車が発売された当時、私はまだ12歳で、運転することなどできるはずもないが、後年、文筆業をするようになってから、レストアされたコスモスポーツを、山口県のMINEサーキットで運転する機会を得た。ロータリーエンジンの小ささを十分に生かしたフロントミッドシップの操縦感覚と、軽量車体による軽やかな走りは、まさに軽量コンパクトの王道を行くスポーツカーにふさわしく、驚きと感動はいまなお忘れがたい記憶として残っている。



【PROFILE ＆ 印象深い所有車】クルマにまつわる文筆業を生業とする。著書は25冊あり、最新刊は「マツダ スカイアクティブエンジンの開発」。そして、ミニの本を近刊予定。印象深い所有車は1976年型GMシボレー・ノーバ。

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1972年式 日産サニー1200セダンGL

田畑 修／Osamu Tabata


　自分が初めて所有したクルマというのもあるが、OHVながら高回転まで気持ちよく吹け上がるエンジン、リアはリーフリジッドながらバランスの優れたシャシーはクルマを振り回す楽しみを教えてくれた。決して広くはないが大人4人での移動も苦にならない室内空間を持ち、身近なスポーツセダンとしてのキャパシティーも有していた。SUツイン搭載のGXが注目されがちだが、ここではあえてシングルキャブでもその走りを存分に楽しめたGLを挙げたい。



【PROFILE ＆ 印象深い所有車】自動車専門誌、業界関連出版物の編集を経て1998年からフリーランス。クルマを取り巻く社会の状況や、モータースポーツ関連の取材・執筆を行う。印象深い所有車はCL7アコードユーロR。

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1985年式 いすゞジェミニZZ/Rラリースペシャル ※写真はジェミニZZ/R。

大内明彦／Akihiko Ouchi


　自身でも所有したPF60ジェミニZZ/Rラリースペシャルをイチ押し。当時、規定が変わりエンジン、駆動関係は一切ノーマルで戦わなければならなかったJAF国内ラリー用に、生産の段階でポート研磨やバランス取りを施したジェミニZZ-Rの限定バージョン。トルクチューブ方式のリア3リンクサスはトラクションジャダーの元凶。しかし、エンジンはトルクフルで強力、とにかく速かった。アンダーステアは強かったがおもしろさは最高！　


【PROFILE ＆ 印象深い所有車】モータリングライター。市販車とモータースポーツの両分野を手掛けている。得意分野はメカニズムとヒストリー。印象深い所有車は現所有車であるNB6Cロードスター。

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Vol.2、Vol.3に続く

トヨタスポーツ800やいすゞジェミニZZ/Rラリースペシャルなど【写真8枚】

初出：ノスタルジックヒーロー 2014年4月号 Vol.162（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）

ノスヒロ制作スタッフが選ぶ、裏国産旧車：2014(全3記事）

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