時代の流れに翻弄されて消えたブランド、プリンス| 読者が選ぶ国産旧車人気ランキング2014【今はなきブランド部門 1位】プリンス自動車工業|1965年式 プリンス スカイライン 2000 GT-B Vol.1

今はなきブランド部門 1位はプリンス自動車工業。紹介するのは1965年式 プリンス スカイライン 2000 GT-Bだ。

       
【1965年式 プリンス スカイライン 2000 GT-B Vol.1】

2014 読者が選ぶ国産旧車人気ランキング 今はなきブランド部門 1位 プリンス自動車工業

 日本の自動車史に燦然と輝く足跡を残しながら、時代の流れに翻弄されて消えてしまったのがプリンス自動車工業だ。創業は1947年、「東京電気自動車」としてスタート。

 その後、「たま電気自動車」、「たま自動車」と変遷し、52年11月から「プリンス自動車工業」となった。

 そして「富士精密工業」と合併し社名が変わったが、1961年にはプリンス自動車工業に変更。1966年に日産自動車に吸収合併されるまで、上位メーカーを凌駕する先進技術を誇り、自動車の発展に大いに貢献した。

伝統として受け継がれた丸形テールなど【写真6枚】



Vol.2、Vol.3に続く

1965年式 プリンス スカイライン 2000 GT-B(S54B-2)
●販売期間 1963年11月~1968年7月

●全長 4255mm
●全幅 1495mm
●全高 1410mm
●ホイールベース 2590mm
●トレッド前/後 1265/1255mm
●最低地上高 155mm
●室内長 1675mm
●室内幅 1275mm
●室内高 1115mm
●車両重量 1070kg
●乗車定員 4名
●最高速度 180km/h
●登坂能力 sinθ0.502
●最小回転半径 5.25m
●エンジン型式 G7型
●エンジン種類 水冷直列6気筒SOHC
●総排気量 1988cc
●ボア×ストローク 75.0×75.0mm
●圧縮比 9.3:1
●最高出力 125ps/5600rpm
●最大トルク 17.0kg-m/4400rpm
●変速比 1速2.851/2速1.854/3速1.378/4速1.000/OD0.810/後退3.564
●最終減速比 4.444
●燃料タンク容量 50L
●ステアリング形式 リサーキュレーティングボール
●サスペンション前/後 ウイッシュボーン・コイル/半楕円リーフスプリング
●ブレーキ前/後 ディスク/ドラム
●タイヤ前後とも 5.60-13-6PR
●発売当時価格 89.5万円

初出:ノスタルジックヒーロー 2014年4月号 Vol.162(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1965年式 プリンス スカイライン 2000 GT-B(全2記事)

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photo : KIYOSHI NISHINO/西野キヨシ

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