当時のデイトナ仕様を目標にマツダスピードのパーツで完全武装|1978年式 マツダ サバンナ RX-7 Vol.1|当時モノ&チューンにこだわる「ワークス魂の継承」

カラーリングこそホワイトだが、79年のデイトナ仕様を再現したスタイルは、迫力満点。

       
【1978年式 マツダ サバンナ RX-7 Vol.1|ワークス魂の継承】

サーキットで熱いバトルを繰り広げたレーシングカーに憧れる旧車ファンは多いハズ。
だが、レーシング仕様に仕上げるためには、パーツの調達から製作まで、かなりハードルが高い。
そんな憧れのレーシング仕様の1つ、初代サバンナRX-7のデイトナ仕様を製作したオーナーがいる。
ボディメイクからエンジンまで、こだわって作り上げたSA22Cが、鈴鹿サーキットを駆け抜ける!

 スカイラインGT‐Rとの熱戦を制したサバンナRX‐3の後継モデルとして、初代サバンナRX‐7がデビューしたのは、1978年3月。当時は、73年の第一次オイルショックの後で、78年のイラン革命を発端とする第二次オイルショックが起き、原油が高騰するという時代だ。また、「53年排ガス規制」も施行され、クルマを取り巻く環境は、暗黒時代の様相を呈していた。

 そんな中で登場したのがSA22CサバンナRX‐7だ。ロータリーエンジンならではの、軽量小型の特徴を生かした低重心化により、高い運動性能を誇るスポーツカーとして開発された。
 
 そしてRX-7は、78年のサバンナRX-3参戦に続き、79年1月「デイトナ24時間レース」に参戦することになる。

三宅さんのオリジナルのフロントフェンダーのダクトなど【写真11枚】



1978年式 マツダ サバンナ RX-7(SA22C)主要諸元
●エクステリア:1979年仕様オーバーフェンダー/イムサスポイラー/フロントスポイラー/アクリル製ウインドー(フロント以外)/ERC製FRPボンネット/アンダーコートはく離
●エンジン:マツダスピード製RE13B型(ペリフェラルポート)
●吸気系:ウエーバー48IDA改φ51mm
●排気系:ERC製タコ足&マフラー
●点火系:SA22C後期用フルトラ
●冷却系:アルミラジエーター&オイルクーラー
●駆動系:APレーシング製ツインプレートクラッチ/マツダスピード製JSSレース用5速クロスミッション、LSD(ファイナル4.111)
●足回り:エナペタル製ビルシュタイン(ショートストローク加工ノーマル形状ショックアブソーバー)、トヨシマ製レース用スプリング
●ブレーキ:(F)Dスピード製G2メタルパッド、(R)三好自動車製ブレーキシュー
●ホイール:スピードスターマークⅢ(F)13×10J、(R)13×12J
●タイヤ:クムホV700(F)215/50R13、(R)235/45R13
●インテリア:大森製追加メーター(水温+油温ツインメーター、10000rpmタコメーター)、ナニワヤ製EZバケットシート

初出:Nostalgic SPEED 2015年07月 Vol.007 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1978年式 マツダ サバンナ RX-7 記事一覧(全3記事)

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photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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