「キャロルが一番カッコイイ、大きくなったらキャロルに乗る!」と息子|1968年式 マツダ キャロル|キャロルに乗るために、AT限定を解除しました Vol.2

普段の買い物から子供の送り迎えまでこなすらしい。

       
【キャロルに乗るために、AT限定を解除しました Vol.2】

 瀬尾一家にやって来たキャロルは、前号で紹介した万里枝さんの510ブルーバードバン同様に、各部のお色直しが施されることになった。ボディカラーは薄いグレーをベースに、ルーフはブルーラメという2トーン仕様。また、外装の特徴となるフロントのメッキグリルは、「キャロルが笑った顔になる」という理由で、あえて逆さまに取り付けられている。さらに、グリルの両側にあるヘッドランプはマーシャル製のイエローレンズを装着し、可愛さを強調するような演出が施されている。

小物も満載のインテリアなど【写真7枚】




 また、前後の足回りは純正を加工し、ギリギリまで車高が下げられているのも、瀬尾一家らしいスタイル。しかも、ノーマルのホイールにホワイトリボンのタイヤという組み合わせも、このキャロルのイメージにピッタリだ。

 内装はというと、ボディカラーに合わせたブルーとホワイトで統一されているのがポイント。ステアリングはルーフと同じようにブルーのラメラメをチョイス。シートは座面にムートンを敷き、背面は薄いブルーのカバーを自作。リアシートの背面には、ポカリスエットのバスタオルを広げ、昭和な雰囲気にコーディネートされている。

 貴重な新品パーツを投入して仕上げられたこのキャロルで、普段の買い物から子供の送り迎えまでこなすらしい。「息子が、『キャロルが一番カッコイイ、大きくなったらキャロルに乗る!』といってくれているので、大切にして乗り継いでもらおうと思っています」と仁美さん。雨に濡れないように、晴れの日しか乗らないようにしているという。「冬になると、なかなかエンジンが暖まらないんです」と、旧車ならではの不具合もあるようだ。今後は、エンジンのOH、深リムホイールの交換など、楽しみながらキャロルを仕上げていくそうだ。

初出:ノスタルジックヒーロー 2013年12月号 Vol.160(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

キャロルに乗るためにAT限定を解除しました 記事一覧(全2記事)

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photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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