「今でもまったく不都合を感じませんし、なんともいえぬ品の良い生成りの白はため息ものです」 |1968年式 日産スカイライン 1500 Vol.3|ハコスカ、ケンメリへの憧憬 Vol.3

レストアではなく、悪くなった部分を手直しして28万2000kmを2オーナーで走り抜いた。

【1968年式 日産スカイライン 1500  Vol.3】

 スポーティ・デラックスだけの装備としては、ダイナミックな加速力を感じられるよう、4速フロアシフトが採用されている。しかも、スポーティーな走りをぞんぶんに楽しめるよう、ギア比も変更されており、1/4マイル18.9秒だ。40〜80km/h加速もバツグンで、最高速は160km/hを誇った。

 足回りは、構造が簡単で軽量なストラット式をフロントに採用。メンテナンスフリー化のため、多量のゴムを使用することで、防振、遮音が完全になり、しかも10万km無給油という記録も達成した。リアは、平行半楕円リーフスプリングによるリジッド懸架だが、リーフスプリングにテンションリーフを装着することで、固有の振動をおさえ、室内騒音の低減に貢献している。

 インテリアは、セパレートシートに白いストライプが入っているのがスポーティ・デラックス専用のデザインだ。

「今でもまったく不都合を感じませんし、なんともいえぬ品の良い生成りの白はため息ものです」と福嶋さん。45年の歳月を生き抜いたスポーティ・デラックスは、まさにハコスカの原点だ。

各種スイッチが配置された黒いダッシュパネルの一直線のシルバー部分など【写真7枚】




1968年式 日産スカイライン 1500 スポーティ・デラックス主要諸元
SPECIFICATION
●全長 4235mm
●全幅 1595mm
●全高 1405mm
●ホイールベース 2490mm
●トレッド前/後 1325/1320mm
●最低地上高 175mm
●室内長 1775mm
●室内幅 1300mm
●室内高 1110mm
●車両重量 960kg
●乗車定員 5名
●最高速度 160km/h
●登坂能力 sinθ0.445
●最小回転半径 5.0m
●エンジン型式 G15型(12°左傾斜)
●エンジン種類 水冷直列4気筒SOHC
●総排気量 1483cc
●ボア×ストローク 82.0×70.2mm
●圧縮比 8.5:1
●最高出力 88ps/6000rpm
●最大トルク 12.2kg-m/4000rpm
●変速比 1速3.657/2速2.177/3速1.419/4速1.000/後退3.638
●最終減速比 4.111
●燃料タンク容量 50L
●ステアリング形式  ボール潤滑式
●サスペンション前/後 ストラット式独立懸架/リーフスプリング
●ブレーキ前/後 ディスク/ドラム
●タイヤ前後とも 6.15-14-4PR
●発売当時価格 69.4万円

初出:ノスタルジックヒーロー 2014年2月号 Vol.161(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1968年式 日産スカイライン 1500 (全3記事)

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photo: MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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