ブロンズゴールドの専用色とともに20歳の誕生日を祝った特別な1台 |1976年式 日産 スカイライン HT 2000 GTX-E スカイライン誕生20年記念車 Vol.1|ハコスカ、ケンメリへの憧憬

20歳の誕生日を祝った特別な1台。

       
【1976年式 日産 スカイライン HT 2000 GTX-E スカイライン誕生20年記念車  Vol.1】

 取材車両は、印象的な「ブロンズゴールド」の名称をもつボディカラーをまとっている。この専用塗色は、1976年9月に発売されたスカイライン・ハードトップ2000 GTX‐E スカイライン誕生20年記念車のために設定されたものだった。

 話は20年さかのぼる。当時の富士精密工業が社運をかけて開発した新型車、初代プリンス・スカイラインが登場したのは、1957年4月だった。ALSIの型式を持つ4ドアセダンのライバルは、同じ1.5Lエンジンを搭載するトヨペット・クラウン。日本の乗用車生産が海外メーカーのノックダウン生産にまだ頼っていた時代に、スカイラインとクラウンは時代をリードする国産車の両雄だった。

Vol.2、Vol.3に続く

フロントグリルに輝く20年記念カーバッジなど【写真8枚】
 



1976年式 日産 スカイライン HT 2000 GTX-E(C-GC111)
SPECIFICATION 主要諸元
●全長 4460mm
●全幅 1625mm
●全高 1385mm
●ホイールベース 2610mm
●トレッド前/後 1370/1350mm
●最低地上高 165mm
●室内長 1790mm
●室内幅 1340mm
●室内高 1125mm
●車両重量 1210kg
●乗車定員 5名
●最高速度 180km/h
●登坂能力 tanθ0.45
●最小回転半径 5.2m
●エンジン型式 L20E型
●エンジン種類 水冷直列6気筒SOHC
●総排気量 1998cc
●ボア×ストローク 78×69.7mm
●圧縮比 8.6:1
●最高出力 130ps/6000rpm
●最大トルク 17.0kg-m/4400rpm
●トランスミッション型式 前進5段後退1段フルシンクロ
●変速比 1速3.321/2速2.077/3速1.308/4速1.000/5速0.864/後退3.382
●最終減速比 4.111
●燃料タンク容量 60L
●ステアリング形式 リサーキュレーティングボール(バリアブル)
●サスペンション前/後 ストラット式独立懸架/セミトレーリングアーム式独立懸架
●ブレーキ前/後 ディスク/リーディングトレーリング式
●タイヤ前後とも 6.45S-14-4PR
●発売当時価格 150万円

初出:ノスタルジックヒーロー 2014年2月号 Vol.161(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1976年式 日産 スカイライン HT 2000 GTX-E (全3記事)

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photo: HIROTAKA MINAI/南井浩孝

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