品川駅前に、52台の旧車が集合! 交通安全フェア 品川クラシックカー レビュー イン 港南

第24回高輪交通安全フェア 品川クラシックカー レビュー イン 港南

昭和のくるま大集合2019

交通安全フェアと融合した 都心型旧車イベント


 オフィスや商業施設が立ち並ぶ都心の品川駅港南口。その駅前広場を個性豊かな旧車が埋めつくす。そんな爽快な風景を楽しめる「品川クラシックカーレビュー イン 港南」が今年も全日本ダットサン会の運営で開催された。

 同イベントは東京・品川の高輪警察署による交通安全フェアの一貫として実施されており、2005年からスタート。24回目を迎える今回も、港南小学校の鼓笛隊がイベントに花を添え、ダットサンからブルーバード、サニーなど日産車を中心にクラシックカーがずらりと展示される。

 お昼頃には1938年式のダットサン・フェートンを先頭に、子どもたちを乗せた名車が列をなす交通安全パレードを行い、広場一帯はまるで半世紀前にタイムスリップしたような光景に包まれた。

 またイベントコンテンツではこの日、1日署長として駆けつけた山田まりやさんの特別記念トークショーやブルーバード60周年記念トークショーも実施。交通マナーの重要性を伝える一方、310ブルーバードの歴史を分かりやすくひも解くなどバラエティが富んだ内容に、参加者は興味津々。品川駅を行き交う人々も足を止めて展示車に見入るなど、普段とは違う駅前広場の様子を楽しんでいた。


品川クラシックカーレビュー イン 港南


品川クラシックカーレビュー イン 港南
1日署長を務めた山田まりやさんを中心に囲んだ関係者と旧車オーナーの記念写真。


品川クラシックカーレビュー イン 港南
午前の制服姿からワンピースに着替えて午後のトークショーに臨んだ山田まりやさん。6歳の子どもを持つ親目線から交通マナーの意識向上を呼びかけた。

鼓笛隊
港南小学校の生徒で結成された鼓笛隊。イベントの開始を美しい演奏によって盛り上げた。


品川クラシックカー レビュー イン 港南
品川駅港南口を出てすぐの駅前広場が会場。合計52台の旧車が一堂に会した。



ダットサン1000セダン
59年式 ダットサン1000セダン 風澤正夫さん(千葉県) 友人から紹介してもらったダットサン1000は、戦後の復興を後ろ盾した大衆車。半世紀たった今でもオリジナルを維持。オーナーはイベント初参加で港区振興会長賞を受賞した。


ブルーバード 1200
63年式 ブルーバード1200デラックス 石川和男さん(栃木県) 外装は一度リペイントを施しているが内装、エンジン関係は当時の状態をキープ。アクセルレスポンスがよく、ステアリングの剛性が高いため、乗っていて運転が楽しいとのこと。


グロリアワゴン
66年式 グロリア6ワゴン 齋藤徹太郎さん(千葉県) ワイドボディが目を引くグロリアは、オリジナルの特徴を損なわないようにプチカスタムしてるのがポイント。後期型だが、フロントグリルやヘッドライトを前期型に変更している。



●2019年5月19日/東京都港区・品川駅港南口ふれあい広場


掲載:ノスタルジックヒーロー 2019年8月号 Vol.194(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text & photo:Nostalgic Hero/編集部

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