「大川レプリカ欲しいだろ、買わないか?」ところが……|1985年式 トヨタ ソアラ 3.0GTリミテッド Vol.2|6気筒の挑戦者たち

グローブボックス内には、追加メーターが並ぶ。

【1985年式 トヨタ ソアラ 3.0GTリミテッド Vol.2】
 
 この「大川ソアラ」とは、トラストを立ち上げた大川光一さんが、自らチューニングを施し、自身のドライビングで谷田部のテストコースを走り、300km/hオーバーを叩き出した。しかも、パワステ&エアコン付きのクルマとしては、日本初の快挙だった。

 大学を卒業した山田さんは、はれてトラストに就職。ちょうどその頃、トラストが20周年記念で、イベント用に大川ソアラのレプリカを製作。各地のショーに出展した後、大川さんから「大川レプリカ欲しいだろ、買わないか?」と連絡をもらい、「買います!」と即答。

 ところが、購入直前になってほかにも購入希望者いることが判明。結局「しょうがない、ジャンケンで決めろ」と大川さんにいわれ、そのジャンケンに見事に負けて、とても悔しい思いをした。それがきっかけとなって、一気に10ソアラへの思いが急加速したのだ。





 山田さん自身は、18歳で免許を取得した後、Z10ソアラを皮切りに、Z20、Z30と乗り継いでいて、今にいたるまで常に何かしらソアラを所有している。ところが、2000年に新車同様のMZ12を購入して乗っていたところ、中央道でオデッセイについていくのがやっとで、追い越すことができなかったそうだ。

 それまで、数々のチューニングカーに乗ってきた山田さんは、「ソアラは豪華で速くなくてはいけない」と思い、チューニングを決意。ただし、新車同様のMZ12はもったいないと考え、ベース車を探すことにした。

Vol.3に続く

純正マルチビジョンのブラウン管から6インチ液晶モニターに変更されHKSキャンプ2で各種メーターを表示するインパネなど【写真7枚】

1985年式 トヨタ ソアラ 3.0GT リミテッド(MZ12型)主要諸元
●エクステリア:純正フロントリップ&リアスポイラー/サード製FRPボンネット(当時物)/右フロントフェンダー穴開け加工(ウエストゲート用)/HIDヘッドライト(Hi/Lo)/フロントグリルツヤ消しブラック塗装
●エンジン:6M-G型改TD06ツインターボ仕様
●冷却系:HPI製アルミラジエーター(加工流用)/ワンオフ3層SPLインタークーラー、シュラウド加工装着、アルミリザーバータンク、カーボンクーリングパネル/トラスト製エレメント移動式16段オイルクーラー
●駆動系:AT→5MTへ換装/OS製トリプルプレートクラッチ/7.5インチから8インチデフに変更(プロペラシャフト等も交換)/LSD(ファイナル3.727)
●足回り:愛三カーフィールドオリジナルフルタップ車高調 F:8kg/mm R:6kg/mm(コイルオーバー式)/4Hハブから5Hに変更
●ブレーキ:F:ブレンボ4ポット&φ320mmローター、R:ブレンボ2ポット&φ300mmローター/エンドレスパッド(前後)
●タイヤ:F:フェデラル595 215/40R18、R:フェデラル595RS-R 245/35R18
●ホイール:パナスポーツ レーシングG7 C5CⅡ F:18×9J+14 R:18×10J+5
●内装:純正マルチビジョンから6インチモニターへ変更/HKS製キャンプ2(タコメーターなど各種メーター表示)/4×4フルセグ地デジチューナー/トラスト製φ80mmブーストメーター(白:試作品)、φ60mm電気式水温計&油温計&油圧計&燃圧計(白:ピークホールド付)、プロフェックB-specⅡ(ブーストコントローラー)/レカロ Cクラシック(電動)、CT(左)/KAROマット/ナルディクラシック(黒:バックスキン)/パナソニックオーディオ(CD/MD)/ダッシュマット
●その他:ニスモ燃料ポンプ&レギュレーター

初出:Nostalgic SPEED 2015年 03月号 vol.006(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1985年式 トヨタ ソアラ 3.0GTリミテッド(全3記事)

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photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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