約280psを発揮! サーキットがターゲットの「青春のスターレット」は「かっとび」ます|トヨタ スターレット GT Vol.2

280psを発揮するとは思えないほどシンプルなインパネ回り。

【トヨタ スターレット GT Vol.2】

 この車両、もともとはTBSのお客さんのクルマだったという。しかし諸事情により前オーナーが手放すことになり、現在はTBSが所有しているそうだ。そして、この車両が目指す所は、ズバリ「サーキットでのタイムアタック」。そう、ストリートでの快適性よりもサーキットでの速さを追求した、ハードな内容に仕上げられている。

 目玉となるのはエンジン。ノーマルは1.3Lターボの4E‐FTE型だが、ターセル/コルサなどに搭載される1.5Lの5E型ブロックを使った1.5L仕様となっているのが最大のポイント。そしてタービンはR34GT‐RのN1タービンをドッキングし、ハイブーストにも耐えられるようライジング製鍛造ピストンやH断面コンロッドも採用している。また、サージタンクも4E型ノーマルでは容量不足のため5E型用をセットし、スロットルボディもより大口径の3S型用を装着するなど、純正パーツをうまく流用しているのも見どころといえるだろう。その一方で、ワンオフのエキマニやエアクリーナーなどが使われているのは、やはりハイパワーを狙ってのこと。そして1.5kg/cm2のブースト圧で発揮されるパワーは、なんと約280ps。ノーマルが135psだから、倍以上のパワーを絞り出しているということになる。

Vol.3に続く

ブリッドのフルバケットシートにタカタの4点式シートベルトを組み合わせた運転席など【写真6枚】

1995年式 スターレットGT 主要諸元
●エクステリア
トムス・フロントバンパースポイラー&サイドステップ&リアアンダー、社外FRP製ボンネット、
ワンオフカーボンカナード、ライブスポーツワイドフェンダー
●インテリア
ブリッド・フルバケットシート、タカタ4点式ベルト、MOMOヴェローチェφ330mm、クスコ・7点式
ロールケージ、ブリッツ・SBCi‐ColorSpec‐R、デフィ・ブーストメーター&VSD‐X
●エンジン
4E型改1.5L仕様、5E型ブロック&クランク&サージタンク流用、ライジング・ノーマルサイズ鍛造
ピストン&H断面コンロッド、R34GT‐R・N1タービン、3S型スロットルボディ、ブリッツ・インター
クーラー、ワンオフエキマニ&エアクリーナー、440ccメインインジェクター、1.8mmメタルガスケット、
HKS・FコンVプロ、フジツボレガリスRマフラー
●駆動系
AE111純正6速ミッション、クスコ・タイプRS(1.5ウェイ)LSD、OS技研・ツインプレートクラッチ
●足回り
RGベースオリジナル車高調、F16.0kgf/mmR12kgf/mmスプリング、SSワークス・ブレーキ
キャリパーキット(他車種流用)、ZONE・ブレーキパッド(F:03C、R:89R)、レイズ・RE30
(F7J×16、R5.5J×16)、トーヨー・プロクセスR1R(F:225/45R16)、グッドイヤー・LS2000
(R:195/55R16)


初出:ハチマルヒーロー vol.18 2012年7月号(記事中の内容は掲載当時のもの主とし、一部加筆したものです)


1995年式 トヨタ スターレット GT(全3記事)


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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo:MOTOSUKE FUJII/藤井元輔 

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