「レーザーαツインカム16バルブ」80〜90年代を代表する傑作スポーツツインカム|TOYOTA 4A-G型|ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場 Vol.2

80〜90年代を代表する傑作スポーツツインカム 4A-G

       
【ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場 Vol.2】

 ツインカム王国を自任するトヨタも負けてはいない。新世代DOHCの第1弾は、2.8Lの5M‐GEU型直列6気筒だ。5M型SOHCをベースに、アルミ製のDOHCヘッドを被せた2バルブエンジンで、ソアラ2800GTに搭載された。ツインカム6の第2弾が1G‐GEU型で、82年8月に登場。「ツインカム24」のキャッチフレーズからも分かるように、4バルブ方式だ。これ以降、トヨタはDOHC4バルブを矢継ぎ早に送り込んでいる。

 そして83年、AE86レビン/トレノに積まれ、名機の名をほしいままにしたのが1587ccの4A‐GEU型レーザーαツインカム16バルブだ。このエンジンは電子制御燃料噴射装置のEFI‐Dで武装し、7000回転まで気持ちよく回った。FF方式に転換した90系のカローラとスプリンターでは、シザーズギア駆動の挟角レイアウトのハイメカツインカムを登場させ、続く100系ではスポーツツインカムの4A‐GE型を5バルブ方式に進化させている。

4A-G型は2T-G型の後継機として83年に登場し、まずAE86レビン&トレノに搭載。ヘッドユニットはヤマハ発動機が製作しており、1.6Lながら130psという高性能エンジンに仕上がっていた。この4A-G型はスーパーチャージャー付きや5バルブ化、可変バルブタイミング機構の採用など進化を続け、20世紀最後の名機として人気を集めた。


1気筒あたり吸気×3、排気×2の計5バルブを持つ“銀ヘッド”と呼ばれる20バルブなど【写真3枚】


Vol.3、Vol.4、Vol.5、Vol.6に続く

初出:ハチマルヒーロー vol.18 2012年7月号(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場(全6記事)


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text:HIDEAKI KATAOKA/片岡英明

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