18万kmを走破し今も現役。サーキット全開のワンオーナーPGC10|1970年式 日産 スカイライン 2000 GT-R(PGC10) Vol.1

新車を購入し現在まで、手放すことなく、そしてチューニングを施しながら、GT-Rを愛するオーナー。

       
【1970年式 日産 スカイライン 2000 GT-R(PGC10) Vol.1】

 PGC10スカイラインがデビューしたのは、1969年2月のこと。そして、69年にマイナーチェンジを受け、さらに70年10月には2ドアハードトップのKPGC10へと生まれ変わった。

 ここで紹介する田中順一さんは、GT‐Rが2ドアハードトップのKPGC10に移行すると聞き、あわててディーラーに駆け込んで、4ドアのPGC10を注文したという。その購入年月日は、まさにKPGC10に変わる直前の1970年8月のことだった。

「サーキットを走るレーシングカーのGT‐Rを見ていたので、GT‐Rは4ドアというイメージ。だから、2ドアになると聞いて、今買わないと買えなくなると思って注文した」と若かりし頃を思い出しながら語ってくれた。

 憧れのPGC10が納車されてからは、当然のようにあちこちを走り回ってドライビングの腕を磨いていた。そして、1977年3月13日に、筑波サーキットにGT‐Rオーナー18名が集まり、「GT‐Rオーナーズクラブ」が発足。田中さんも発足メンバーの1人として参加し、その後もイベントに参加した。

Vol.2、Vol.3に続く


ホイールは軽量なRSワタナベのマグを装着。前後とも14インチ。タイヤはポテンザRE55Sで、フロントが185/60R14、リアが195/60R14だ。


Rの証である赤いバッチ。


ノーマル然としたインテリアで目に付くのは、かなり年期の入ったMOMO製のステアリングで、これが田中さんのお気に入り。センターコンソールの運転席側に追加メーターをタテ位置でセットしている。すべて機械式で、上からプロテック製の油温計、KS製の油圧計、ラムコ製の水温計の順で、チューンドS20型には必須。


キャブはウエーバー45DCOE9の貴重なイタリア製で、アルミ削り出しカールファンネル、ピロリンクキットによって正確なセッティングが施されている。


排気系はチューンナップに合わせて、プロテック製のワンオフステンレスマフラーを装着。田中さんの走りによって、キレイな焼け色が付いていた。


GT-Rの走りを楽しむため、ブレーキも強化。ブレンボのF3用キャリパーにφ280mmローターをプロテックで装着。足回りには当時のレース用が組み込まれている。

1970年式 日産スカイライン 2000 GT-R(PGC10)主要諸元
●エクステリア:FRP製ボンネット/トランクリッド
●エンジン:プロテックS20型改/ボアφ82.5mm鍛造ハイコンプピストン、ワークスチタンコンロッド、L300度カム(10mmリフト)、フルバランス取り、ワンオフオイルキャッチタンク
●吸排気系:ウエーバー45DCOE9、6-2タコ足、ステンレスマフラー(デュアル)
●点火系:永井電子製ULTLA MDI
●冷却系:大容量ラジエーター、オプションオイルクーラー
●駆動系:オプションレース用クラッチ、KPGC110用5速ミッション、R200(ファイナル4.875)
●足回り:オプションレース用サス20kg/mm
●ブレーキ:フロントブレンボ4ポットキャリパー(F3用)&φ280mmローター(2ピース)
●タイヤ:ブリヂストン・ポテンザRE55S F:185/60R14 R:195/60R14
●ホイール:RSワタナベ マグ 14インチ
●内装:MOMOステアリング、4点式ロールバー、リアシートレス、シンプソン製4点式ハーネス、追加メーター(油温、油圧、水温)

掲載:ノスタルジックスピード 2014年11月 Vol.005 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

すべて機械式のセンターコンソールの運転席側にタテ位置でセットされた追加メーターなど【写真7枚】

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Motosuke Fujii/藤井元輔

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