「愛車は恋人。自分色に染めますw」雑誌に3回連続の登場となった通勤快速レビン|ホットハチマルAE86|1986年式 カローラ レビン 3ドア 1600GTアペックス Vol.1

22年の月日をかけ磨き上げてきた宝石のような1台だ。

       
【ホットハチマルAE86|1986年式 カローラ レビン 3ドア 1600GTアペックス Vol.1】

 1986年式AE86レビンのオーナーである二階堂秀行さん。実はハチマルヒーローは3回連続の登場となるちょっとした有名人。それがきっかけにもなって、「次号ではぜひ!」と編集部からオファーをして、今回のホットハチマルとして登場してもらうことになったのだ。

 ウワサには聞いていたが、実車を目の当たりにしての感想は、「まあ、よくここまで磨き込んだもんだ!」というくらい、ボディからエンジンルーム、そしてボディの下回りまでピカピカ。もちろん、磨いてあるだけではなく、エンジンや足回りのチューニングをはじめ、内外装まで徹底的にコダワっている。

 彼とハチロクの出合いは、今から22年前のこと。当時は某N自動車に勤めていたこともあって、中古のR30スカイラインを買う予定だったが手が届かず、出来心から気が付いたらハチロクを買っていたという。それからは、「愛車は恋人。自分色に染めますw」というコメント通り、ありとあらゆるところに手を加えている。

プライベートで組み上げられたことに驚く、ポリッシュ仕上げのヘッドカバーをはじめ、ステンレスメッシュホース、アルマイトのフィッティングやプーリー、削り出しのパーツが数多く装着され、美しく仕上げられたエンジンルームなど【写真9枚】

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Vol.2、Vol.3へ続く



後期トレノ用テールを流用し、TRDレース用スポイラーを追加したリアビュー。車高のバランスが絶妙。


ラジエーターはオールアルミの3層タイプを装着。電動ファンはプリウス用の薄型2連タイプを流用している。


ポリッシュ仕上げのヘッドカバーをはじめ、ステンレスメッシュホース、アルマイトのフィッティングやプーリー、削り出しのパーツが数多く装着され、美しく仕上げられたエンジンルーム。エンジン本体をはじめ補機類なども、ほとんど純正部品が見当たらない。これをプライベートで組み上げた情熱には驚く。


オイルキャッチタンクや、クーラント内に発生するエアを効率よく排出してくれるブリーザータンクを追加。削り出し&硬質アルマイトの燃料レギュレーターが、ブローバイ用のステンレスメッシュホースの下に見える。その下には、アイドリングのコントロール用のトヨタ純正AE111用ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)を設置。304°カム仕様では容量が不足気味らしいが、コールドスタートやエアコン使用時なども問題なし。


セキュリティやオーディオなど、電装系を追加しているため、ノーマルの60Aから90Aのブラックオルタネーターに変更。削り出しのブラケットがシブイ。


ロワーアームの取り付け角度を補正するセクショントラクションボックスを組み込むことで、トラクションをアップ。青いピロリンクリアスタビはφ22mmで、強さを3段階で調整可能。


マフラーはメインφ60mm、出口φ75mmのデフ上を通すタイプ。


内装は純正の雰囲気を生かしつ、ナルディのステアリングやブリッドのバケットシートなどを装着。シフトノブは550gもあるヘビーウエイトのカーボン巻きを使用。サイドブレーキグリップは、オリジナルのジュラルミン削り出し。ルームランプなどはLED化している。また、オーディオにもコダワリがあってヘッドユニットにはカロッツェリアDEH-P910を装着。ダッシュボードにはモニターも装着している。

プライベートで組み上げられたことに驚く、ポリッシュ仕上げのヘッドカバーをはじめ、ステンレスメッシュホース、アルマイトのフィッティングやプーリー、削り出しのパーツが数多く装着され、美しく仕上げられたエンジンルームなど【写真9枚】

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掲載:ハチマルヒーロー vol.17 2012年5月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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