レーシングビート本社が認めたグッドコンディションを保持!|1987年式 マツダ サバンナRX-7 カブリオレ Vol.3

ロータリー20周年記念で登場したサバンナRX-7をフルオープン化したカブリオレに、当時高価だったレーシングビートのエアロを装着したルックスはベリーレア。

       
【1987年式 マツダ サバンナRX-7 カブリオレ Vol.3】

 ロータリーエンジンの発売20周年を記念してリリースされたカブリオレ。
新車で購入して以来、このカブリオレを25年間乗り続けているというオーナーの浅野知康さん。

 もともとはライトウエイトオープンが好きで、MGミジェットやトライアンフに憧れていたそうだが、同時にSA22Cなどのロータリー車にも興味を持っていたという。

 そして1987年に発売されたカブリオレを見て、オープンボディ+ロータリーエンジンのパッケージング、そしてスタイリングにひとめぼれ。デビュー直後に手に入れたそうだ。そして、オリジナルのカリフォルニア・ロードスターとの出合いが引き金となり、レプリカを目指すことになったという。

 一時期はチューニングしようと考えたこともあったという浅野さんだが、今ではしなくて正解だったとか。というのも、前期のカブリオレはキレイな状態を維持している個体が少ないうえ、日本で現存するカリフォルニア・ロードスターがこのクルマしかないということが、そのワケである。

 なお、2012年のノス2デイズの後、アメリカのレーシングビート本社からナイトスポーツを通じて連絡があり、コンディションのよさに称賛のコメントが届いたとか。そんなこともあり、浅野さんは「このクルマをいい状態で乗っていくことは使命だと思っています」と、今後もこのカブリオレと長く付き合っていく決意を語ってくれた。

今ではレアなレーシングビートのディッシュタイプホイールなどの詳細【写真6枚】


マツダ サバンナRX-7カブリオレ(FC3C)主要諸元
全長×全幅×全高(mm) 4310×1690×1270
ホイールベース(mm) 2430
トレッド前/後(mm) 1470/1475
車両重量(kg) 1360
エンジン型式 13B型インタークーラー付ターボ
エンジン種類 水冷直列2ローター
総排気量(cc) 654cc×2
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 185/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 25.0/3500
変速比 1速3.483/2速2.015/3速1.391/
4速1.000/5速0.806/後退3.288
最終減速比 4.100
燃料タンク(L) 70
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション 前ストラット/後マルチリンク(セミトレーリング)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205/60R15(前後とも)
発売当時価格 380.2万円

掲載:ハチマルヒーロー vol.17 2012年5月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text: TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ photo:MOTOSUKE FUJII/藤井元輔

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