【元祖TC24搭載編04】難関を乗り越え、元祖TC24 積み込み作業2日目! ついにシャコタンS30Zが動き出す!|新車同様のマシンに最強の心臓を|ノブちゃんS30Z製作記 Vol.19

たっぷりとオイルをかける。

       
【ノブちゃんS30Z製作記 Vol.19 <元祖TC24搭載編04>】

最後のヤマ場を超えるために、作業をスタート。順調に各作業が進み、お昼の休憩を挟んで、いよいよエンジンにオイルを注入する段取りになった。この作業は、元祖TC24オーナーの登竜門とされていて、ヘッドの上からたっぷりとオイルを垂らす重要な儀式。エンジンをクランキングさせる前に、カムやロッカーアーム、チェーンまわりにオイルを馴染ませておくことで、万が一のトラブルを避けるための作業とのこと。

 当然、オイルを垂らすのは、オーナーであるノブちゃんの役目。オイルジョッキにたっぷりとオイルを入れ、慎重にオイルをかけるが、勢い余ってオイルがエンジン外に流れ出た。まあ、これがお決まりの儀式らしい。

 さらに、みんなでエンジンの無事を祈り、御神酒ではなく「マルカタしょうゆ」をかける真似をして儀式は終了。こぼれたオイルをキレイに拭いて、ヘッドカバーを装着。最後に点火プラグを装着すれば、いよいよエンジン始動となる。と、その前に、ラジエーターに冷却水を注入するのを忘れていた。

 これで準備万端。まずはクランキングでオイルを十分に循環させ、ついにノブちゃんの元祖TC24が初爆! 集まった大人たちは少年のような笑顔になるハズが……。トラブル発生か⁉


元祖TC24オーナーになるための儀式となるオイルかけの作業。簡単そうに見えてなかなか手強く、オイルジョッキから急にドバッとオイルが出たりする。


あらぬ部分にオイルが垂れてしまい、後で一生懸命拭き取ることになる。


ヘッドカバーを装着し、まずはクランキングでオイルをエンジン内部に循環させる。


いよいよ点火プラグを装着し、プラグコードをつなぐと、エンジンのスタンバイOK!


まず、片岡さんが電動ファンをコアに固定。その後、片岡親子による息のあった連携プレーで、狭いスペースにラジエーターを入れていく。


この時に冷却水を入れなかったので、始動直前に入れることになった。


前日に、取り付け作業が難航していたマフラーは、無事にデフの上側を通し、正しい位置に装着できた。通常は、デフの下側を通すのだが、シャコタンのためにあえてデフの上側を通すというコダワリなのだ。


点火プラグを装着して、いよいよ!始動する。

掲載:Nostalgic SPEED vol.011 2016年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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