【取り付け編03】内装と足回りの作業が進み、 ブレーキパイプの製作も開始!|元祖TC24を積んだシャコタンZ|ノブちゃんS30Z製作記 Vol.8

かさ上げしたため、純正のブレーキパイプの寸法が合わなくなり、ワンオフで製作することになった。

       
取材を進めていると、ガレージの隅に置かれたミッションを発見。中身を尋ねると、

「長瀬発動機のデッドストックで保管してあったレース用のオプション3です。5速直結で、ギア比は、1速2.1920,2速1.6010、3速1.4700、4速1.1380、5速1.000で、ファイナルは3.9にするつもりです」とのこと。S30Zに搭載するための加工も完了し準備万端。

 ところが、当初は純正を使う予定だったブレーキの配管を、イチから製作することになったそうだ。というのも、S30Zのフロアをかさ上げしたスペシャルなボディのため、純正のブレーキパイプの寸法が合わなくなってしまったからだ。ブレーキパイプはフロアの底面にはわせて装着するため、フロアを上げたことで、パイプの曲げや長さが足りないことが判明。そこで、純正の取り回しや形状を参考にしながら、ワンオフ製作している最中だった。

 着地までにはまだ時間も作業もかかりそうだが、どうなる!?


リスタードにオーダーして完成したカーボンダッシュボード。S30Z特有の凹凸があるため、カーボンを貼るは大変だったようだ。


スピードメーターは純正を使用。タコメーターとサブメーターはDefiのアドバンスRSメーターを採用。限定販売の「NS」ロゴ入りだ。センターコンソールのパネルは、これから加工する。予定では、φ51mmの燃料系、各種スイッチとインジケーター、Defiのコントローラーなどが埋め込まれる。


ダッシュボードが装着され、S30Zらしくなったインテリア。センターコンソール奥のスペースは、本来はヒーターユニットが収まる。装着するかどうかは、ノブちゃんしだい。


グローブボックスのフタの開閉はマグネット式に変更してある。


運転席側のダッシュボード下側には、純正スピードメーター用の距離計をリセットするためのツマミと、メーターの照明を調整するためのツマミを移設。細かいこだわりがスゴイ!


リアもフロントと同じ状況。ただし、リアディスクコンバートキットは12月の段階で手元に届いていたので、仮組みを行った。

掲載:Nostalgic SPEED vol.007 2015年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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