【取り付け編02】足回り&メーターが装着され エンジンの製作もスタート!?|元祖TC24を積んだシャコタンZ|ノブちゃんS30Z製作記 Vol.7

シフトゲートの後方のレバーはパーキングロック用のラインロックだ。

       
2014年の年末に訪ねた時点では、足回りのパーツが届き、組み込めば着地できると思っていたが……。5月のGWにガレージを訪ねると、S30Zはまだウマに載せられたまま。しかし、前後の足回りはしっかり装着されていて、足りないのはブレーキ!?

 どうやら、フロント用にオーダーしているブレンボのキットが、なかなか届かないとのことだが、それほど焦っている様子もない。というのも、元醤油醸造蔵をそのまま使っているガレージは、スペース的に余裕があるため、ノブちゃんのS30Zが移動できなくても、特段、不便なことはないからだ。

 着地はできないまでも、着々と作業は進行しているようで、ダッシュボードのカーボン加工が完成し、すでに装着済み。しかも、スピード、タコ、水温、油温、油圧計はすでにインストール済みで、残すはセンターコンソール中央部のパネル製作。インジケーターやコントローラーを装着すれば完成しそうな勢いだ。ところが、ノブちゃん的には少しでも軽くしたいため、「ヒーターも付けない」方向で考えていた。

「冬は寒いゾー。ヒーターがないと凍えるじゃろ」と、TC24搭載のハコスカに乗る父親の片岡功一さん。

 確かに、ヒーターが壊れた旧車で1月にドライブした経験があるが、車内にもかかわらず吐く息が白かったという経験がある。ボディの鉄板も外気でどんどん冷えるため、車内の温度が下がり、凍え死ぬかと思ったくらいだ。


ボディの外装に関しては、前回からは大きな変化はなし。というか、外装だけを見ると、ほぼ完成していて、あとはガラスをはめればOKとなっている。


バルクヘッドには、スターロード製の大容量マススターバック&マスターシリンダーキットが装着されていた。信頼性のある新品を投入。


リアもフロントと同じ状況。ただし、リアディスクコンバートキットは12月の段階で手元に届いていたので、仮組みを行った。


ピカピカに塗装された純正の燃料タンクを装着。タンクを固定するバンドも新品のようだ。


ボディ右側にある給油口からの燃料配管、ホース、ハーネスなどの装着も完了。ホースを止めるクリップなどは純正品のようで、フィッティングは使っていないのがミソ。


足回りも組み上がり、着地も間近な状態。エンジンのほうも準備万端か!?


OS技研のデュアルコアLSDを組み込んだR180の装着が完了。ナギサオートのピローロワアームやデフキャリアなども組み込まれ美しさは格別。ブッシュ類は赤いウレタン製が使われている。

掲載:Nostalgic SPEED vol.007 2015年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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