【ボディ編04】ボディはバイブラントレッド! 各部の取り付けにもコダワリが満載|S30Zの究極シャコタンを目指せ|ノブちゃんS30Z製作記 Vol.4

上品なバイブラントレッドでオールペイントされたノブちゃんのS30Z。ようやく完成形がイメージできる状態になってきている。

       
【ノブちゃんS30Z製作記 Vol.4】

塗り上がったS30Zのボディを見てみると、彼が想像した通り、S30Zに似合っている。やや薄暗いガレージで見ているためか、独特の深みというか、凄みというか、迫力を感じさせるボディなのは確かだ。

 せっかくなので、ボディ製作でコダワった部分を説明してもらった。

「フロントのスポイラーは、ジャッキアップする際に取り外しが簡単にできるように、蝶ネジでとめました。ボンネットには、ダンパーを取り付けて下がってこないようにしています。あと、オーバーフェンダーはあえてリベット止めではなく、ネジ止めにして、取り外しができるようにしています。リアスポイラーは、せっかくリアゲートをキレイに仕上げたので、穴を開けたくなかったから、ステーをスポイラーの中に通し、リアゲートの両サイドで止めています。それと……」。ノブちゃんの説明は、まだまだ続いたが、詳細は写真を見てもらうことにして割愛。

 また、S30Z用に新たに入手したパーツなども見せてもらった。ドアのFRP製の内張り、穴なしの前後バンパー、前後のフルピロアーム、FRP製のダッシュボード、そしてDefiのタコと油圧メーター、そして入手可能な純正部品の山が、ボディの回りに山積みされている。これだけのパーツを自作で組み込んでいくことを考えると、普通はゲンナリするところだが、片岡親子にとっては、どうやって装着したらいいかなど、アイデアを検討するところから楽しそうにやっていた。

 フロアを切り取って約50mmフロアを持ち上げた部分を見てみると、塗装したことでスポット溶接の跡も分かりづらくなっていた。そのフロアには、シートレールが直付けされていて、シートを仮組みした状態で十分なヘッドクリアランスがあったそうだ。次回は、さらに組み上がった様子をお届けする。

毎朝連載! ボディ編最終回「ノブちゃんS30Z製作記」Vol.5へ続く


リアスポイラーの中にステーを通し、両サイドでリアゲートに固定している。リアゲートに穴を開けないためのアイデアだ。


ドアの内張りはFRP製を装着しているが、ゆくゆくはカーボンに変更する計画もあるそうだ。


助手席の足元には、フロア直付けのフットレストを装備。アルミパネルを曲げて製作したもので、フロアと一体化している。


ボディにパーツを組み込む際、どうしても多数のボルト&ナットが必要になるため、新品を大量にストック。使いやすいようにトレーに入れて整理されていた。


ズラっと並んだ純正パーツの数々。現在でも入手できるものはできるだけ新品に交換する予定で、中には貴重な当時モノも入っているようだ。

掲載:ノスタルジックスピード 2014年11月 Vol.005 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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