【ボディ編03】いよいよボディに色が入り各パーツの取り付け開始!|S30Zの究極シャコタンを目指せ|ノブちゃんS30Z製作記 Vol.3

片岡家の秘密基地は、元は醤油醸造蔵。その一番奥のスペースに、ノブちゃんのS30Zがウマに載せられていた。

       
【ノブちゃんS30Z製作記 Vol.3】

2012年11月に入手して以来、ボディ製作がほとんどで、今だかつてキレイな姿を見ることができなかったノブちゃんのS30Z。ようやく塗装が完成し、自宅の秘密基地に戻ってきたということなので、美しいボディを見に、岡山の自宅を訪れることにした。

 片岡さんの自宅は、もともとはお醤油を造っていて、地元では有名な天然醸造醤油の蔵本だった。その名残で、大きな醸造蔵が敷地内にあり、その中が片岡親子のガレージとなっている。そのガレージを訪れ、一番奥に入っていくと、大きな醤油樽の横に、帰ってきた真っ赤なS30Zが鎮座していた。

 ボディカラーに関して聞いてみた。

「R35GT‐RやZ34、V36スカイラインクーペなどに採用されているバイブラントレッドです。いわゆるソリッドのレッドなので、旧車のS30Zにも似合うだろうと思って目をつけてました」とノブちゃん。塗り上がったS30Zのボディを見てみると、彼が想像した通り、S30Zに似合っている。やや薄暗いガレージで見ているためか、独特の深みというか、凄みというか、迫力を感じさせるボディなのは確かだ。

 せっかくなので、ボディ製作でコダワった部分を説明してもらった。

「フロントのスポイラーは、ジャッキアップする際に取り外しが簡単にできるように、蝶ネジでとめました。ボンネットには、ダンパーを取り付けて下がってこないようにしています。あと、オーバーフェンダーはあえてリベット止めではなく、ネジ止めにして、取り外しができるようにしています。リアスポイラーは、せっかくリアゲートをキレイに仕上げたので、穴を開けたくなかったから、ステーをスポイラーの中に通し、リアゲートの両サイドで止めています。」

毎朝連載! 「ノブちゃんS30Z製作記」Vol.4〜5へ続く


テールランプやガーニッシュなども、完全にバラして新車状態に復元。細いメッキ部分も丁寧に仕上げられている。


S30Zの弱点である、テールランプ上の部分も新車同様。ウェザーストリップやストライカーなどは、純正の新品を使用。


超シャコタン仕様になるため、ジャッキアップするにはフロントスポイラーが邪魔になる。そこで、両サイドを蝶ネジで止めることで、簡単に脱着できるようにした。


かさ上げしたフロアは、純正のような仕上がりだ。


ボンネットがスムーズに開閉できるよう、ヒンジの横にダンパーを追加。ダンパーの減衰力や長さを合わせるため、何本もダンパーが揃えられていた。


水上自動車製のFRPダッシュボードに日本精機Defiのメーターを置いてみた。純正のタコメーターより小径のため、取り付けにはひと工夫必要だ。

掲載:ノスタルジックスピード 2014年11月 Vol.005 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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