C130ローレルならではの快適な走りを実現 3

       
調子を取り戻したエンジンには、S15シルビア用の6速ミッションが組み合わされ、よりパワーバンドを生かした走りを実現。前後ダンパーもビルズ製の物が装着され、この車高でもしなやかさを手に入れた。そのうえでエアコン、パワステといった快適装備も備えているのがこのローレルの強みだ。

 速さと快適性の両立。それはスカイラインやZでなく、ローレルだからこそしっくりとくるテーマなのかもしれない。


SPECIFICATIONS
76年式 日産 ローレルSGX(C130)
●外装:リスタードカーボンボンネット/チンスポイラ
●エンジン:L28型改3.1L/LD28クランク/亀有φ89mmピストン/ワコー75Sカム/ヘッド加工/F-CON Vpro制御
●吸気系:TWMφ50mmスロットル
●排気系:亀有φ48ステンエキマニ6-2-1集合
●駆動系:S15シルビア用6速ミッション
●足まわり:ビルズ製ダンパー
●ブレーキ:(F)4POTキャリパー/スリットローター
●ホイール:スピードスター・マークIII F:15×8.5J/R:15×9J
●タイヤ:ポテンザRE-01 (F)205/55R15 (R)225/50R15
●内装:レカロSR-3(張り替え)/Defiタコメーター


ダッツンコンペステアリングを装着する以外、ほぼストックのインテリア。コラム上にはデジタルのA/F計を設置。


Defi製タコメーターは純正位置にさりげなく配置。


V proからの情報はCAMP2を通してナビ画面に表示できる。室内に余計な追加メーターを増やさないよいアイデアだ。


エンジン制御のV proは、助手席の足元に固定される。


シートはレカロSR-3をベースに、ファブリックを張り替えたもの。旧車にマッチするようなステッチワークが施されており、変に車内で目立っていないのがよい。



ホイールはスピードスターのマークⅢ。リアは9Jというサイズを装着。





掲載:ノスタルジックスピード 2014年3月 Vol.003 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

TEXT:TAKAYOSHI SUZUKI/鈴木貴義  PHOTO:AKIO HIRANO/平野 陽

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