納車2カ月ほどでエンジンブロー。高年式の歴代クラウンからの移植開始!|1969年式 トヨペット クラウンバン Vol.1

昔から高級車として伸びやかなデザインを与えられたクラウンは、旧車となった今でも高い人気を誇る車種のひとつ。

高級車として生まれたクラウンは、大衆車に比べ乗り捨てられる確率は少ないと思われるが、ビンテージと呼ばれる世代のモデルは、そろそろ維持するのが難しい時代になってきた。

このクラウンのオーナー、海野清さんは、3年前に念願かなってクラウンバンを入手したが、納車後2カ月ほどでエンジンがブロー。これをきっかけにエンジンスワップを計画し、20件以上のショップに電話し、自分のクラウンを預けられるショップを探した。そこで「最も熱心に話を聞いてくれた」のがラウンドエンジニアリングで、海野さんはここに入庫を決意。かくしてプロジェクトはスタートした。

 当初、海野さんは3S-GE型へのスワップを考えていたが、オイルパンの形状的に搭載が難しいため、ショップと相談した結果ドナーエンジンは1G-FE型に決定。車格的にマッチする6気筒であることと、5ナンバー枠に収まる排気量が選定の決め手となった。

 ちなみに同じトヨタ系の6気筒だと、JZ系のエンジンがスワップドナーとしてはポピュラーだが、5ナンバー枠から出てしまうので候補から除外された。

 この5ナンバー枠はオーナーにとって大事だったのだ。


搭載された1G-FE型は「BEAMS」と呼ばれるVVT-i付き仕様。ヘッドカバーにはペイントが入り、さらに独自のメッシュカバーが装着される。


ホイールはムーンアイズ製のスピードマスター。クラウンの車格だと、17インチでも大きすぎず良いバランスだ。マググレーのカラーもクルマの雰囲気に合っている。


ワゴンだとバックドアは横開きになるが、バンはこの様に下に開く。海野さんがワゴンではなくバンをわざわざ選んだのは、このバックドアの開き方が気に入っているからだそうだ。


ブレーキマスターシリンダー&マスターバックは90系マークIIの物を流用。


センターコンソールには追加メーターとアニマルホーン、ドリンクホルダーをまとめて配置。蓋を付けて隠すことも可能だ。


タコメーターとスピードメーターは70スープラから流用。ATインジゲーターもきちんと作動する。


1969年式 トヨペット クラウンバン
●エンジン:1G-FE型(VVT-i)
●駆動系:11系クラウン用4速AT
●足回り:F:14系クラウンサスペンション移植、R:11系クラウンフレーム、サスペンション移植
●ブレーキ:13系クラウン流用4輪ディスク
●ホイール:ムーンアイズ製スピードマスター(F&R:17×7J)
●タイヤ:TOYO DRB(F&R:215/45R17)
●エクステリア:VW用ルーフキャリア
●インテリア:パワステ移植、ムーンアイズ製追加メーター

掲載:Nostalgic SPEED vol.004 2014年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Hirano Akio/平野 陽

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