ターボとスーパーチャージャー! 国産初のダブル装着でライバルを狙い撃つ!|1989年式マーチスーパーターボ Vol.1

ターボとスーパーチャージャーという2つの過給器を搭載したスーパーターボ。

1980年代の日本はターボ時代全盛期。430セドリック/グロリアにターボエンジンが日本で初めて搭載されたのを皮切りに、そこから1980年代後半に向かって一気にターボに注目が集まり、数多くのクルマに搭載された。

 この時代のターボ車は、ドッカンターボと評されるように、唐突なパワーの盛り上がりが特徴だった。この分かりやすさとトリッキー感があるからこそいまだにファンが多いが、その半面、扱いにくさがあるのも事実だ。

 そんな時代に生まれたのがマーチスーパーターボだ。このクルマ最大の特徴は、ターボとスーパーチャージャーという2つの過給器を搭載している点。このエンジンのメリットは、低回転域をスーパーチャージャーで過給して低速トルクとレスポンスを向上。一方、高回転域はターボチャージャーが担当し、ハイパワーをもたらす。日産が「全域で扱いやすさを追求して開発した」というだけあって、この時代特有のドッカンターボ感はなく、非常に乗りやすく仕上がっているのだ。


Vol.2に続く


ハイパワーに対応するため、前後スタビライザー付きサスや、ブースターを大型化したフロントブレーキを採用するなど、シャシーを強化。


ターボとスーパーチャージャーという2つの過給器を搭載しているMA09ERT型エンジン。


ボディはオールペンによりキレイに仕上げられている。


当時の純正アクセサリーパーツであったシートカバーを装着。これは相当なレアアイテムで、なおかつ状態も非常に良い。

1989年式マーチスーパーターボ(E-EK10)
全長×全幅×全高(mm) 3735×1590×1395
ホイールベース(mm) 2300
トレッド前/後(mm) 1350/1335
車両重量(kg) 770
エンジン型式 MA09ERT型
エンジン種類 水冷直列4気筒SOHC
スーパーチャージャー+ターボ
総排気量(cc) 930
ボア×ストローク(mm) 66.0×68.
圧縮比 7.7:1
最高出力(ps/rpm) 110/6400
最大トルク(kg-m/rpm) 13.3/4800
変速比 1速3.063/2速1.826/3速1.286/
4速0.975/5速0.756
最終減速比 4.167
ステアリング方式 ラック&ピニオン式
サスペンション 前ストラット式/後4リンクコイル式
ブレーキ 前ベンチレーテッドディスク
後リーディングトレーリング
タイヤ 175/65R13(前後とも)
発売当時価格 130.8万円

掲載:ハチマルヒーロー vol.16 2011年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Daijirou Kouri/郡 大二郎

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