「ゴールドの前期型レパードが欲しい」その理由は? オーナーは当時23歳|1986年式 レパード XS-Ⅱ Vol.1

フォグランプ一体型のヘッドライトユニット。直線的なグリルの中を彩るレパードエンブレム。日産とのオフィシャルライセンス契約によって製作されたもの。

       
「ゴールドの前期型レパードが欲しい」と言って当時23歳のオーナー青木孝道さんが、カーショップフレンドを訪れたのは、2006年の事だ。

 社長の金沢さんは、突然店頭に現れたその若者に対し、「F31レパードは故障もするし、お金もかかるから新車の高級車を買ったほうがいいと思うよ」と言って帰らせてしまった。

 金沢さんとしては、いくらしっかり整備されたレパードでも、やはり古いクルマは、メンテナンスも必要で、それなりにお金もかかるため、オーナーとなる人には、レパードがどんなクルマであるかはもちろん、カーショップフレンドがどんな店であるかをちゃんと知ってもらった上で付き合ってもらいたいと考えたからだ。レパードに対してどのように向き合っているか、どのような「仕事」をクルマやオーナーに対して行っているかを理解してもらった上で、信頼されたいと思っているからである。

 そして、金沢社長もオーナーの人となりをしっかりと理解した上で、提案やフォローをして、末永いつき合いをしていきたいと考えているのである。

 青木さんは若く、レパードへの思い入れがどれほどなのか分からなかった。だが、2週間後に再びカーショップフレンドに現れる。

 今度は「レパードが欲しい」だけではなく、なぜレパードが欲しいのかを語った。青木さんは四国出身で、現在は関東に一人暮らし。数年前に亡くなった父親の好きだったクルマであるF31レパードを手に入れたいと考え、専門店であるカーショップフレンドへとやって来たのだという。

 それならばと金沢社長が勧め、現在青木さんが大切にしている今回の撮影車のXS‐Ⅱである。

Vol.2に続く


一番人気のカラー。F31レパードの人気は落ちることなく続き、今なお多くが実動している。



リアのクオーターウインドーには、発売当時メーカーオプションだった偏光効果のあるバイザーが付いている。現在では非常に貴重なパーツだ。


オリジナルにレストアされたコクピット。シートはもちろん、フロアマットも当時のオリジナル。コンソールボックスに置かれたタオルにもレパードエンブレム。


シートにかぶせられたハーフカバーは、レパードのエンブレムの入った貴重な純正品。


ひじ掛けを兼用したセンターコンソールボックス。その前部には透明なフタの付いた小物入れ。こういった1つ1つのアイテムは当時高級車にしか存在し得なかったもの。


パワーステアリングホースとリザーブホースもオリジナルの状態にレストア。このようなメーカーが製造中止にしたパーツもカーショップフレンドではオリジナルで製作。現在の技術力で製作されたパーツはどれも精度が高い。


パーツ1つ1つが新車時のように輝くエンジンルーム。ただキレイなだけでなく、ハーネス、各ホース類が整然と配置され、シンプルな美しさに。

1986年式レパードXS-Ⅱ(F31)
全長×全幅×全高(mm) 4680×1690×1370
ホイールベース(mm) 2615
トレッド前/後(mm) 1435/1435
車両重量(kg) 1370
エンジン形式 VG20ET型
エンジン種類 水冷V型6気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 1998
ボア×ストローク(mm) 78×69.7
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 155/5600
最大トルク(㎏-m/rpm) 21.3/3600
変速比 1速2.785/2速1.545/3速1.000
4速0.694/後退2.272
最終減速比 4.111
ステアリング方式 ラック&ピニオン式回転数感応型
パワーステアリング
サスペンション 前/独立懸架ストラット式
後/セミトレーリングアーム式
ブレーキ 前/ベンチレーテッドディスク後/ディスク
タイヤ 205/60R15(前後とも)
発売当時価格 306.9万円

掲載:ハチマルヒーロー vol.16 2011年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Hirano Aakio/平野 陽

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