ドッカ〜ン伝説はウソだった!? 不滅の愛称である「ランタボ」|1987年式 三菱 ランサーEX 1800 GSR ターボインタークーラー Vol.1

フロントグリルは、いわゆる輸出仕様の2000ターボ用グリルに変更している。

ローダウンのボディに、セルビアブラックがよく似合う。ひと目で走るためのクルマとわかる後期型ランサー・ターボのオーナー、関貴晴さんは、三菱旧車乗りなら知らぬ者のいないショップ「シリウス」を主宰する。

メインはランタボとスタリオン。中でもランタボはこの道に入るきっかけとなったクルマで、自身も都合8台を所有してきただけあって隅々まで知り尽くしている。

 今回の取材車は、関さんにとって7台目のランタボ。オリジナルパーツ開発のテストベッドとして4年ほど前に手に入れ、使い込んできたクルマだ。

「スタリオンも好きなんですけど、天秤にかけるとランタボのほうが性に合う。走るのが好きなんで、シャシーとエンジンのバランスがとれたクルマが絶対にいいんです。ベースだけなら今はハチロクより安いし、お金をかければ、絶対に楽しく走れるクルマになります」

 三菱独自開発の「純血」ターボとECI(電子制御燃料噴射装置)を引っさげ、ランサー・ターボが衝撃のデビューを飾ったのは1979年秋の東京モーターショー。当時の三菱主脳陣はWRCへの挑戦を高らかに宣言したが、肝心のグループ4ホモロゲーション車=2000ターボ(A176A)は排ガス規制の壁に阻まれ、ついに輸出専用車のままで終ってしまったのだ。


Vol.2に続く


TRDのガスショックを使ったオリジナルの車高調などで70mmのローダウン。ステアリングレスポンス改善のためにオリジナルのショートナックルアームなども装着し、徹底したドリフト仕様に。


「LANCER EX」と「TURBO」は本来とは逆の配置になる。マフラーはFGK製。


関さんが所有する、昔懐かしい車名入りキー。スタリオン(上)とお揃いのデザインだ。


G62B型エンジンはタービンをスタリオン(2.6L)のものに変更し、ブーストを上げている以外はほぼノーマル。赤いインマニのカバーが途中からフラットな形状になるのは、ボンネットとの干渉を避けるため。


2脚ともレカロシートを装着している。シートベルトはブルーカラーのサベルト4点。


タイヤはスタイル重視。レーシングフォージの鋳造2ピースホイールは先輩からもらった宝物だ。


三菱 ランサーEX 1800 GSR ターボインタークーラー(A175A)
全長×全幅×全高(mm) 4225×1620×1385
ホイールベース(mm) 2440
トレッド前/後(mm) 1365/1340
車両重量(kg) 1085
エンジン型式 G62B型
エンジン種類 水冷直列4気筒SOHCインタークーラー付ターボ
総排気量(cc) 1795
ボア×ストローク(mm) 80.6×88.0
圧縮比 7.5:1
最高出力(ps/rpm) 160/5800
最大トルク(kg-m/rpm) 22.0/3500
変速比 1速3.740/2速2.136/3速1.360/
4速1.000/5速0.856/後退3.578
最終減速比 3.909
ステアリング形式 ボールナット(パワーステアリング)
サスペンション 前マクファーソン・ストラット/
後4リンク(アシストリンク付)
ブレーキ 前後ともベンチレーテッドディスク
タイヤ 195/60R14(前後とも)
発売当時価格 165.4万円

掲載:ハチマルヒーロー vol.16 2011年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Hideaki Hiramatu/平松秀樹 photo : Takashi Akamatu/赤松 孝

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