モータースポーツスピリットを受け継いだロータリーロケット|1985年式マツダ サバンナRX-7 ターボ IMSAスペシャル Vol.1

空気抵抗の抑制から採用されたリトラクタブルヘッドライトは、当時のスポーツカーの象徴といえるもの。なおナンバーの位置は、バンパー下方にずらして装着してある。

RX‐7といえば、誰もが認める日本を代表するスポーツカー。

しかし、初代にあたるSA22Cがデビューした1978年は、第一次、第二次と続いたオイルショックにより、クルマを取り巻く環境は非常に厳しいものだった。さらに追い打ちをかけるように、新たな排ガス規制がスタート。まさにスポーツカーとは無縁の時代だったのだ。

 そんな時代背景もあり、SA22Cは「スペシャリティカー」として売り出された。しかし実際には、正真正銘のスポーツカーとして多くのファンを虜にした。高回転まで吹け上がる12A型ロータリーエンジンや理想的な前後重量バランスを実現するフロントミッドシップレイアウト、軽量コンパクトなボディなどにより、欧州のスポーツカーと肩を並べるほどのパフォーマンスを発揮。ここで紹介するSA22Cのオーナーも、その走りに魅了されたのである。


スポーツカーにふさわしい流麗かつスタイリッシュなスタイリングは、今見てもほれぼれするもの。前期型と異なり、後期型のテールランプは左右連結タイプで、ファンの間ではブラックテールと呼ばれている。


本革のステアリングが欲しくて装着したというナルディ・クラシックが、インテリアでの変更点。


ドアミラーはノーマルだが、塗装が劣化したことからDIYで塗装。ちなみにベースとなったGTには電動ドアミラーは未設定だが、IMSAスペシャルでは標準装備となる。


タイヤ&ホイールが、エクステリアでの唯一の変更点。ホイールは6J×15のBBS・RS、タイヤはBSポテンザRE-01Rで、サイズは195/55R15。純正のアルミホイールが腐食してしまい、さらにノーマルサイズのタイヤが手に入りづらくなったこともあって、思い切って交換したとのこと。


エンジンルーム内にある誇らしげなターボの文字。

1985年式マツダサバンナRX-7 ターボ IMSAスペシャル(SA22C)
全長×全幅×全高(mm) 4320×1670×1265
ホイールベース(mm) 2420
トレッド前/後(mm) 1420/1400
車両重量(kg) 1020
エンジン型式 12Aターボ
エンジン種類 水冷2ローター・ロータリーターボ
総排気量(cc) 573×2
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 165/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 23.0/4000
変速比 1速3.622/2速2.186/3速1.419/
4速1.000/5速0.791/後退3.493
最終減速比 3.909
ステアリング形式 ボール・ナット式
サスペンション 前ストラット式/後4リンク+ワットリンク式
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205/60R14(前後とも)
発売当時価格 184.7万円(ターボGT)

掲載:ハチマルヒーロー vol.16 2011年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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