幼い頃にせがんだブルーメタリック! 両親から譲り受けた4気筒ショートノーズ|1972年式 日産 スカイライン HT 1800 スポーティGL Vol.1

グリルは最後期のハニカムパターン。ヘッドライトは内側がハロゲン、外側がHID。

「スカイラインを買う親に向かって、『青にしてくれ』とせがんだことを覚えています。たぶんそれが私の中に残っている最初のスカイラインの記憶です」と、オーナーの桃崎雅行さん。見る角度によっては緑色にも見えるこのブルーメタリックの存在が、その後の桃崎さんのスカイライン人生へのスタートとなった。

 3代目スカイラインとなるC10スカイラインは、日産と合併前に開発されたプリンス製G15型エンジンを搭載して1968年7月に登場。スタンダードモデルをはじめ、ファミリーデラックス、スポーティーデラックス、ツーリングデラックスという4種類のセダンの他、ワゴンボディのエステート、バン、バンデラックスなど豊富なラインナップで、より多くの人に受け入れられるクルマへとイメージを転換。その成果はすぐに表れ、S50系スカイラインの倍以上の売り上げを記録した。

 当初は直列4気筒SOHC1.5Lのみの設定だったが、1968年9月に日産製直列6気筒SOHCの2L、L20型エンジンを搭載したGC10スカイラインGTが追加された。将来的に3Lエンジンまで搭載可能とするため広くとられたエンジンルームの影響で、長いフロントノーズを持つGTはロングノーズと呼ばれ、全長が195mm短い4気筒エンジン搭載のC10スカイラインはショートノーズと呼ばれるようになった。

 1969年8月には4気筒SOHC1.8LのG18型エンジン搭載のPC10スカイライン1800が登場。さらに翌1970年10月に1800にハードトップが追加され、ロングノーズ、ショートノーズともにセダンとハードトップボディがラインナップされることとなった。

 桃崎さんが青色にとせがんだスカイラインはC10スカイラインHT1500。両親によって大切にされていたこのクルマは幼かった彼が免許取得できる年齢まで乗り続けられ、ついに譲り受けられることになった。


Vol.2に続く


ボディカラーは南太平洋の空の色をイメージしたというブルーメタリック。サーフィンラインがよく映える色だ。ホイールは純正スチールで、ホイールキャップも純正品。タイヤはアメリカのタイヤメーカーであるクーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー製のホワイトリボン入りTRENDSETTER Ⅱで、サイズは前後ともP175/75R14。


1800スポーティGLのリアランプは独立2連。


泥よけは当時のディーラーオプション。両親のスカイラインにも同じものが装着されていた。


ボンネット裏の運転席寄りには10年以上前に広島のスカイラインミーティングにR32で自走してきた伊藤修令さんに書いてもらったサイン。


バックミラーの後ろには2010年の第5回門司港レトロカーミーティングにゲスト出演した北野元さんのサインがある。


リアのサーフィンライン上のエンブレムは筆記体になっている。

1972年式 日産 スカイライン HT 1800 スポーティ GL 主要諸元
●全長4135mm
●全幅1595mm
●全高1390mm
●ホイールベース2420mm
●トレッド前/後1325/1320mm
●最低地上高175mm
●室内長1655mm
●室内幅1325mm
●室内高1100mm
●車両重量950kg
●乗車定員5名
●登坂能力tanθ0.57
●最小回転半径4.9m
●エンジン型式G18型
●エンジン種類水冷直列4気筒SOHC
●総排気量1815cc
●ボア×ストローク85.0×80.0mm
●圧縮比8.3:1
●最高出力105ps/5600rpm
●最大トルク15.3kg-m/3600rpm
●変速比1速3.382/2速2.013/3速1.312/4速1.000/後退3.365
●最終減速比3.889
●燃料タンク容量50L
●ステアリング形式リサーキュレーティングボール式
●サスペンション前/後ストラットボールジョイント式/半浮動ボールスプライン式
●ブレーキ前/後ディスク/リーディングトレーリング
●タイヤ前後とも6.15S-14-4PR
●発売当時価格79.2万円

掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年2月号 Vol.155(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Kiyoshi Nisino/西野キヨシ

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