一目惚れのきっかけはプラモデル!? ミニカーから採寸して作ったオーナーとっておきのサファリ仕様|1970年式 ダットサン 240Z Vol.2

サファリラリーに出場した240Zは、71年の ハーマン/シュラー組み(ゼッケン11)は右ハ ンドルだが、73年のメッタ/ドゥリュース組み (ゼッケン1)は左ハンドル車を使っていた。

【1970年式 ダットサン240Z Vol.2】

 かつてはラリーの日産と呼ばれた日産自動車。

 旧車の中でも人気の高いフェアレディZもラリーに出場しており、510ブルーバードの後を引き継いで1971年からサファリラリーに参戦していた。
参戦していたのはアメリカで販売されていたZ、ダットサンスポーツ240Zだ。

 実際に海外ラリーに240Zが参戦したのは、1970年のRACラリー(総合7位)だが、翌71年には伝統のモンテカルロラリーでは総合5位、そしてサファリラリーは、並みいる強敵を打ち破り、日産としては2連覇となる総合優勝を成し遂げたのだ。
 1972年は惜しくも優勝を逃したが、73年には戦闘力をアップし、再び総合優勝を飾っている。

 ここで紹介するサファリ仕様に乗るオーナーくもりそら☆さんは、そんなサファリ仕様の240Zに子供の頃から憧れていた1人だ。当時は、ラリーでの活躍というよりも、おもちゃ屋さんで見た1/12スケールのプラモデルを見て、一発で好きになったとのこと。

 240Zを手に入れたのは、2011年5月10日。個人売買での購入だったため、5月14日に名古屋から東京に出向き、仮ナンバーで帰ってきて作成をはじめたそうだ。

Vol.3に続く


ホイールS130Z用の純正をマットブラックで塗装。サファリ仕様の雰囲気にピッタリな気がする。タイヤは、ラリー仕様らしく、195/60R14を装着。


S30の初期型の証し、ワンテールはもちろん、スリット入りのリアゲート、ガラスは貴重なタテ熱線入りが装着されていた。


クオーターピラーの「240Z」エンブレムは、純正を購入して装着。樹脂での複製に挑戦したが、細かすぎてムリだったようだ。


3連メーターは、当然北米仕様のまま。エアコンを流用して装着しているが、冷気がドライバーに当たらないため、吹き出し口に装着するダクトを製作。かなりの効果があるそうだ。


純正ラジオの位置には、キルスイッチやスターターボタン、各種スイッチを増設。

1970年式 ダットサン240Z(HLS30)主要諸元
●全長4136mm
●全幅1630mm
●全高1286mm
●ホイールベース2305mm
●トレッド前/後1356/1347mm
●最低地上高164mm
●室内長820mm
●室内幅1390mm
●室内高1075mm
●車両重量1066kg
●乗車定員2名
●最高速度205km/h
●エンジン型式L24型
●エンジン種類水冷直列6気筒SOHC
●総排気量2393cc
●ボア×ストローク83.0×73.7mm
●圧縮比9.13:1
●最高出力151ps/5600rpm
●最大トルク20.1kg-m/4400rpm
●変速比1速3.59/2速2.25/3速1.42/4速1.000/後退3.66
●最終減速比3.36
●燃料タンク容量60L
●ステアリング形式ラック&ピニオン
●サスペンション前後とも独立懸架ストラット・コイル
●ブレーキ前/後ディスク/リーディングトレーリング
●タイヤ前後とも175HR-14
●発売当時価格3526ドル

初出:ノスタルジックヒーロー 2012年10月号 Vol.153(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

ワンテールやスリット入りのリアゲート、タテ熱線入りガラスといったS30の初期型の証しなど【写真6枚】

1970年式 ダットサン 240Z記事一覧(全3記事)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Kazuhisa Masuda/益田和久

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