違うクルマを買う予定がお店に行って一目惚れ! 家族も気に入っているロータリークーペ|1971年式マツダ ファミリア プレスト ロータリークーペ Vol.3

左右のリアフェンダーにはおむすびマークとREのエンブレム。

マツダがRE車普及の勝負をかけて、世に送り出したファミリアロータリークーペ。
 オーナーである福本隆延さんが所有するシルバーの1971年式の個体は上級グレード、GSだ。福本さんにとって初めてのRE車なのだが、出合いは突然だった。

「古いクルマが欲しくなり、旧車雑誌ノスタルジックヒーローに広告が出ていたショップに行きました。入門用にと思いホンダライフを検討するつもりでしたが、いやぁ、ひと目惚れでした。即、購入しました」

 福本さんが向かったのは兵庫にある国産旧車専門店、アモン旧車倶楽部。
 その展示場にあったロータリークーペは、現在の姿よりワイドなタイヤを履かせており、フロントにはチンスポイラーも付いてレーシーな雰囲気だったが、福本さんのハートを一発で射止めるほど、魅力的に映ったそうだ。

 好きになったクルマのことをさらに知りたくなるのは誰でも同じ。カタログなどの資料を探し出し、いろいろ研究するうちにオリジナルの姿により近づけたくなった福本さんは、ネットオークションで純正スチールホイールを手に入れ、タイヤも発売当時のサイズに戻した。さらに今となっては貴重なホイールリングも頼み込んで譲ってもらい、カタログに載っている写真とほぼ同じ外観にすることができた。

 購入後5年がたつが、その間にいくつかのトラブルにも見舞われた。しかし現在は岡山のオークラオートサービスが主治医として面倒を見てくれているおかげで、快調に走っている。

 家族もロータリークーペを結構気に入っていて、「どんなことがあっても手放すことがないように」と言ってくれているそうだ。

 家族と主治医の支えがあり、福本さんの旧車ライフは今、充実している。


取材車両のクーペGSは上級グレード。写真だと少し分かりにくいが、クーペGSとセダンTSSにだけ、フロントグリルを囲むようににシルバーのモールが装着され、高級感を醸し出している



車高がほどよく下がっているが、これは購入時からの仕様。フロントダンパーはメーカー不明、リアにはRANCHO製のRS9000を装着。


ファミリアロータリーのシリーズは、RE搭載グレードはすべて丸形4灯のテールランプを装着する。


左右のフェンダーにはファミリアの欧文車名。


クーペのリアシートは、シート位置を下げて頭上の空間を確保し、後席には3人乗車が可能。


型式プレートは左インナーフェンダーパネルに付く。取材車両はセミトラのコイルで隠れていた。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年12月号 Vol.154(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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