情報求む! 昭和47年登場のグレードなのに初年度登録が昭和61年!?|B110 日産 サニークーペ 1200 GX5 Vol.3

木製シフトノブは専用。左上にリバースギアがあり、左下から1速となるローバックタイプのシフトバターンで、5速が1.000のクロスレシオの56Aを搭載。ただし、レースでは「ガラスのミッション」と呼ばれていた。

今回紹介するサングロウグリーンの日産サニークーペ1200 GX5は、オーナーの仲田耕二さんによると、車検証の初年度登録が昭和61年という経歴の1台。

クルマ好きの仲田さんが約2年前に入手し、その時点でボディの全塗装と整備、チューンナップを開始。ボディに気になるサビや腐りもなく、コンディションは抜群だった。
また、GX5専用のシートの状態も良好で、FMラジオ用のカセットアダプターやリアシート後方のトランクスペースを覆うファスナー付きレザーカバーなど、珍しい当時のオプションパーツが装着されていた。

 また、エンジンはA12型ベースの1.3L仕様で、ヘッド回りの加工やハイカムなどでチューンナップ。吸気系は東名自動車製のインマニにキャブレターはウエーバー45DCOEの組み合わせ、排気系はワンオフのタコ足とマフラーを組み合わせ、高回転まで気持ちよく回せる仕様となっている。また、当時のレース用のアルミ製ラジエーター、オイルポンプ、オイルクーラーが装着されているのもポイントだ。

 足回りに関しては、フロントは車高調を組み込み、リアはAE86用のショックと定番のリーフスプリング(板バネ)の裏返し装着などで、車高を下げつつ、街乗りからサーキット走行まで、楽しく走れる仕様に仕上げている。

「忙しくてあまり走らせてないんです。仲間とミーティングやサーキットに出かけるくらいですね」という仲田さん。

さらに貴重なGX5を入手し、仕上げている最中とのこと。完成が楽しみだ。


メーターは3連で、左がタコメーター、中央がスピードメーター、右が水温計と燃料計、オイルやハイビームなどの警告灯が配置される。


木製シフトノブは専用。左上にリバースギアがあり、左下から1速となるローバックタイプのシフトバターンで、5速が1.000のクロスレシオの56Aを搭載。ただし、レースでは「ガラスのミッション」と呼ばれていた。



リアのトランクリッドの右側には、グレードを示す「GX5SPEED」のエンブレムが装着される。ツヤ消しのリアガーニッシュの中央には、サニーの「S」をモチーフにしたエンブレムが付く。


名機A12型エンジンは、A10型のストロークを11mm延ばして1171㏄に拡大。さらに、5ベアリング化したクランクシャフト、アルミ合金製ヘッドなどの採用で、高性能化を実現した。1.3L化のチューニングに合わせて、キャブはウエーバーφ45mmに換装し、スロットルリンケージピロ化。ブレーキマスターシリンダーの前に燃料ポンプを装着している。


点火はウルトラ製のCDI。オイルクーラー用オイルブロックやポンプはレース用だ。


マフラーは、、スチール製のワンオフ。A12改1.3L仕様の心地よいエキゾーストを発していた。


鮮やかなサングロウグリーンのボディにレッドのストライプが描かれたサニークーペ1200GX5。このクルマは、車台番号が「B110-9903##」で、車検証の初年度登録が昭和61年(1986年)とのこと。このクルマに関して、情報を持っている方は、ノスタルジックヒーロー編集部までご連絡ください。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年12月号 Vol.154(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Motosuke Fujii/藤井元輔

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