後期型のハンドリンクバイロータスをあえて初期型仕様にモディファイ! その理由とは?|1988年式いすゞ ピアッツァ 改 初期型仕様 Vol.1

88年式いすゞ ピアッツァ ハンドリングバイロータス改 初期型仕様 Vol.1

ピアッツァのイメージを聞くとダーク系のボディカラーで統一されたピアッツァを思い浮かべる人が多いだろう。やはり人気は後期型であり、特にネロイルムシャーやハンドリングバイロータスは卑怯なほどカッコ良かった。

当時初期型を買ったオーナーはさぞ悔しかっただろう。しかし、そのような中、後期型のピアッツァハンドリングバイロータスをわざわざ初期型に造り替えて乗っているオーナーがいる。その徹底したモディファイにより完ぺきな「ダウングレード」を実現しているのだ。

なぜそこまで? 何が彼をそうさせるか? と思わずにはいられない……。


オーナーの三上宏孝さんはピアッツァだけで3台乗り継いでいる。「一番最初に買った初期型に乗っていた時は後期型に憧れ、のちにイルムシャー、ロータスに乗り継いだ時には非常に満足していました。しかし、数年経って、プロトタイプに近い初期型のシンプルで無駄がなく、大胆なデザインに惹かれるようになっていきました」と、3台乗り継いだ後に、初期型の魅力に改めて気付かされたことを語ってくれた。

しかし初期型は防錆鋼板へと変更される前で、後期型に比べると程度のよい個体が残っていない。

それに気に入っているロータスを手放すわけにも所有台数を増やすわけにもいかない……。そこで、今のハンドリングバイロータスを初期型へモディファイすることを選択したのだ。


フロントバンパーは初期型のものに交換済み。ナンバー台は汎用品を流用。ちなみにヘッドライトはHID化している。


初期型のリアガーニッシュは、後期型にはないためデカールを張り付け。これも言われなくてはわからないほど本物そっくり。


やることのすべてが逆の方向を向いているので、メカニックの方に理解してもらうのに苦労しました(笑)」というオーナー。


リヤランプは省エネ対策で電球を上側1個抜いている。下側はリフレクター。ランプユニット内のプリント基板がダメになり、配線をすべてやり直した。


XESとXEにのみ装着されたアルミホイール。


初期型にレカロシートの設定はないが、イルムシャーに搭載されていたものを外して装着した(レカロ標準装着はイルムシャーとXS/Gのみ)。


メーターユニットは初期型に交換。ブースト計の位置には電圧計が備わる。初期型メーターの文字盤がレトロ調なのがお気に入り。


1988年式いすゞ ピアッツァ(JR120)主要諸元

全長×全幅×全高(mm) 4385×1675×1300
ホイールベース(mm) 2440
トレッド前/後(mm) 1355/1380
車両重量(kg) 1270
エンジン型式 4ZC1型
エンジン種類 直列4気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 1994
ボア×ストローク(mm) 88×82
圧縮比 8.2:1
最高出力(ps/rpm) 150/5400
最大トルク(kg-m/rpm) 23/3400
変速比 1速3.312/2速2.054/3速1.400/4速1.000/5速0.840/後退3.550最終減速比 3.909
ステアリング方式 ラック&ピニオン式
車両速度感応型パワーステアリング
サスペンション前/後 ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング/
リンク式コイルスプリング
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 195/60R14(前後とも)
発売当時価格 268.9万円

掲載:ハチマルヒーロー 2011年 05月号 vol.15(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Makoto Inoue/井上 誠

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