トレノはイジリ倒し、レビンはノーマル維持! 究極の2台持ちへ|いざハチロク! 購入ガイド Vol.3

       
ハチロクの新しい楽しみ方、それは旧車としての楽しみ方。
すでに発売から28年が経過するハチロクは立派な旧車。

できるだけ発売当初のままで、程度をそのままに次の世代に残すためにも「維持」することが必要となってきている。つまりできるだけノーマルのまま残す、あるいは純正パーツを入手し、ノーマルの姿へ戻し、新車時の輝きを取り戻すことだ。

 オーナーの五十嵐大輔さんはこの悩みを大胆な方法で乗り切っている。2台所有することだ。もともとトレノオーナーであり、当然のようにイジり倒していたのだが、部品取り用にとハチロクを探していた際に新品同様のフルノーマルレビンと出合う。あまりにきれいな状態を見て、これを維持することに。トレノは好きなようにイジリ倒し、レビンはフルノーマルのまま維持する。この2つの楽しみを一度に味わうこととなった。

 クルマ好きにとって一番の贅沢である2台持ちは、ハチロクの「今」を十分に楽しむための最良の手段と言えるだろう。


スポイラー一体型フロントバンパー。フォグランプ内蔵のスモーク調グリルが空力特性を高める。ビルトインフォグランプはGT-APEXのみ標準装備。他のグレードには自動開閉フォグランプがディーラーオプション設定。また後期型の特徴として、フロントスポイラーにスリットが入り、ウインカーがサイドまで伸びている。


ドイツ、イントラ社製のGT-APEX純正6JJ×14アルミホイール。195/60R14ラジアルタイヤを選択するとホイールアーチモールもセットされる。


ホイールは驚きのトヨタ純正。北米仕様セリカGTSに装着されていた7J-14。もちろんポン付け。なぜこれを標準にしなかったのかと思うくらいぴったりな一品。


リアもレビンとトレノでは微妙に違う。


マフラーはフジツボオールドカーの2本出し。


スポーツパッケージに含まれるサイドマッドガード。この他、スポーツパッケージにはリアスポイラーが設定される。


スポーツパッケージを選択すると装備されるサイドマッドガード。ちなみにサビやすいところでもある。防錆鋼板はAE92型からで、AE86型はまだサビに弱いと言える。


ステアリングはナルディ製。ホーンボタンのみ旧トヨタロゴの入ったものに変更。


GT-APEX標準の合成皮革巻き3本スポークステアリング。


音は大きくないが純正とは思えないほど野太いエキゾーストノートの純正マフラー。


2本出しのマフラーはフジツボオールドカー。爆音系ではないが、太く伸びやかな音で走りを演出。

掲載:ハチマルヒーロー 2011年 05月号 vol.15(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Makoto Inoue/井上 誠

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