憧れのワークスエンジン100Eの圧倒的なパワーと存在感に大興奮|1972年式 トヨタ カローラレビン 1600 Vol.1

レビンの文字が輝いている。

旧車オーナーであれば、恐ろしいほど食い付いてくるのが、「当時物」や「ワークス」という単語。特に、レースなどで活躍したクルマと同型車に乗っていると、ワークス系パーツは、手に入れたいリストに必ず入っているのだ。

 ワークス系の中でも、誰もが憧れるのがエンジン関係の部品。メーカーが威信をかけてレースにエントリーするクルマに搭載するエンジンなのだから、その時代の最高の素材や技術が盛り込まれている。もちろん、それらのワークス系の部品が、ゴロゴロ転がっていたりするはずもなく、希少で入手困難だからこそ、手に入れたいオーナーは血眼になって探したりするのだ。

 グリーンのTE27レビンに乗る神藤敏寛さんも、70年代前半のラリーカーやレーシングカーに憧れた世代だ。

「小学校の帰り道でよく見かけた憧れのクルマだったんです」と語ってくれたように、子供の頃からレビンに目を奪われ、19歳の3月に、このレビンを購入し、27年もの歳月を乗り続けている。

 神藤さんを引きつけるのは、やはりワークス系のエンジンにあった。しかも、TE27に搭載される2T‐G型エンジンをベースにしたワークスヘッドとなれば、誰も彼を止めることはできない。現在も2T‐G型エンジンをチューニングして楽しんでいるオーナーが数多くいる中、ワークスヘッドを手に入れて走らせるとなると、並み大抵の情熱では実現できないことだからだ。

Vol.2/3に続く


約10年前にレストアしたというボディは、もともとダートラ歴があったようで、お世辞にも良いコンディションではなかったらしいが、1年がかりの修復と普段のメンテナンスによって、現在もピカピカの状態。



メーター類は、ND SPORTS PARTS製の1万1000rpmまで刻まれたタコメーター以外はオリジナルだ。ステアリングはMOMOラリー2000のバックスキンタイプ。




シートは、デザインがしっくりくるということで、前席左右ともダッツンバケットを装着し、4点式ハーネスを装備。



マフラーはワンオフで、φ60mmのツヤ消し黒。



ボディ回りは基本的にノーマル。グリルやエンブレムも美しく磨き上げられている。


73年式トヨタ カローラレビン 1600(TE27)
●エクステリア : ボディフルレストア(約10年前)、FRPフロントフェンダー(CLUB TE27)、CIBIEヘッドライト(ダブル反射初期モデル)
●エンジン :100E(トヨタ自工レース用)
ヘッド/カムシャフト(IN320度、EX304度相当)、バルブ(IN45㎜、EX38㎜相当)、100E用バルブスプリング、チタンリテーナー、リフター、カムスプロケット、ブロック/ TRDφ88.5㎜ピストン、100Eコンロッド、クランク(ストローク78㎜を加工)、潤滑系/100E専用ドライサンプ(オイルクーラー&タンク類は現車合わせ)、トムス製ギアトレイン、2T-Gレース用ベアリング(メタル)、吸気系/ウエーバー55DCOSP、排気系/100E用等長タコ足、φ60㎜マフラー、点火系/同時点火(CDI×2、コイル×2)、その他:2T-Gレース用STD形状フライホイール&スターター、3層ラジエーター(形状変更)+電動ファン
●駆動系 : トヨタ自工5速クロスミッション、TRD製LSD(ファイナル4.3)
●足回り : フロント/車高調、自作ピロアッパー、リア/強化リーフスプリング
●ブレーキ : フロント/4ポットキャリパー&ローター、リア/アルフィンドラム
●タイヤ : ヨコハマADVAN A032R 215/50R13
●ホイール : TOM’Sレーシング 7.0J×13
●インテリア : 3点ロールバー(構造変更済み)、助手席フットレスト、TRDタコメーター、ダッツンバケットシート
●その他 : TRDステアリングギアBOX(13:1)

掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年8月号 Vol.152(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotraw Shimizu/清水良太郎

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