【平成ミニバン白書 3-3】「信号無視のクルマに衝突されたときは毎日泣きしました」ラルゴを愛する女性オーナー|日産 ラルゴ ハイウェイスター Vol.3

今では日産ミニバンの代名詞「ハイウェイスター」を96年にカタログモデルとして追加。エアロパーツをまとったスポーティーなルックスで人気モデルとなった日産ラルゴ。

 そんなラルゴに深い思い入れを持っているのが、20代前半という若さの彼女。「ラルゴは私が生まれて間もなく両親が新車で購入して、中学生になる頃まで家にありました。いつもラルゴと一緒で、たとえば毎日、母が幼稚園の送り迎えをしてくれたのもラルゴ。私をクルマに乗せて助手席ドアを閉めて、今度は運転席のドアを開閉して、エンジンをかけて、足踏み式のパーキングブレーキを解除して、走り出す。その一連すべての『音』が記憶に残っているんです。だから、私が初めて買うクルマは『絶対にラルゴ!』って決めていたんです」とラルゴのことを語り出したら止まらない。

 この個体を入手したのは2015年春。念願のラルゴライフが始まったが、悲劇が訪れる。同じ年の秋、信号無視のクルマと衝突し、フロントまわりが大破してしまったのだ。結局、修理できることとなったが、彼女は泣き続ける毎日だった。この事故は大きな転機となり「これからは私がラルゴを守る。絶対に安全運転をする」と心に誓った。「ラルゴを失う恐怖は2度と味わいたくありませんから」と話す彼女とラルゴの蜜月はいつまでも続くだろう。

ラルゴを愛する女性オーナー|日産 ラルゴ ハイウェイスター Vol.1 Vol.2


ハイウェイスターを象徴するサイドデカール「大型ボディサイドストライプ」。これは新車時から残っているものだそうだが、「じつは左右のフロントフェンダー部分だけ新しいものです。クルマをぶつけられてしまって」と彼女。



オーソドックスな大型2眼メーター。「最近、メーターのライトをピンクにしたんです。昼間だと分かりづらいですが……」という。


インパネからのラウンド感を意識してデザインされたというセンターコンソール。ここに操作系を集中。このセンターコンソールはややドライバー側にオフセット。コックピット感を高め、セダンなどの乗用車から乗り換えても違和感が少ないように設計されている。


天井にはリモコン操作が可能な後席用エアコンを設置。


ハイウェイスターはエアロパーツを装着したスポーティーなスタイリングが魅力。フロントではエアスポイラーがそれ。また、前期と後期で異なる部分はグリル。この個体はインパル製グリルが装着されているが、写真の3つはオーナーが所有する前期/後期用のグリル。下から後期用、後期グランドスター用(ブラック&ブラウン)、前期用で、気分に合わせて付け替えているそうだ。


ラルゴに関するグッズや資料も所有する。とくに分厚い整備要領書(総合版)は希少だそう。ミニカーはお気に入りグッズのひとつ。


ハチマルヒーロー 2019年 05月号 vol.53(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Akio Hirano/平野 陽

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