約25年モノのフラットシート!【平成ミニバン白書 2-3】「両親も懐かしんでくれています」20歳という若さのオーナー|初代 ホンダ ステップワゴン G 回転対座シート Vol.3

       
「ファミリーカー=ミニバン」という図式を浸透させたといっても過言でない初代ステップワゴン。

 この車のオーナーである20歳という若さの池 脩斗さんもミニバンで育った世代だ。生まれて間もない幼少期からステップワゴンが両親の愛車で、その後もミニバン+セカンドカー(コンパクトカーや軽自動車)というラインナップが池家の定番だったそうだ。「ステップワゴンは僕が小学校1年生の時に、オイル漏れで廃車になってしまったんです。小学生ながらそれが悲しくて悲しくて仕方なかったのを覚えています」と池さん。そんな悲しい過去を振り払うように、同じ仕様を探しに探して、ようやく見つけたのがこの個体だ。「両親も懐かしんでくれています」という。



外観は純正オプション「タウンステップ」シリーズでまとめている。以前はリアにラダーを装着していたが、「重さでリアゲートのダンパーがダメになってしまいそうなので外しました」とのこと。




 だが、売れまくった初代ステップワゴンも、今では目にする機会が減った。そんな状況を池さんは「悲しいですよね。廃車にされたり、海外に行ってしまったと思うと。だから、よほどのことがない限りは大事に乗り続けたいです」と語った。



15インチアルミホイールは上級グレードのWに標準、GとNはオプション。普段はPIAAの17インチを装着してドレスアップを楽しんでいるそうだ。


メッキのドアミラーカバーも純正オプション品。前後バンパーやサイドステップと統一感を持たせている。



アイポイントが高く、運転がしやすいこともステップワゴンの美点。だが、フロントにエンジンを搭載するため、乗用車的な感覚も兼ね備える。



3列目シートを左右に跳ね上げることで、広いラゲッジスペースを作り出せる。3列目シートバックにはネットポケットも用意され、実用性を高める。


2〜3列目はフルフラットにもなり、ダブルベッド並みの広さで快適に車中泊もできる。



ハチマルヒーロー 2019年 05月号 vol.53(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Rino Creative/リノクリエイティブ Photo:Makoto Inoue/井上 誠

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