「このホイールに似合うクルマはないか?」で始まったクルマ探し|70年式 日産サニークーペ1000 GL Vol.2

「ホイールに似合うクルマはないか」ということからクルマを探し、ボディからエンジン、足回りまで完ぺきに仕上げたという。

オーナーの内藤さんが日産サニークーペ1000 GLを手に入れた経緯は興味深い。
たまたま実家の物置を整理した際にホイールが入った箱を見付け、開いてみると新品のカンパニョーロのマグホイールが出てきた。

そこで、なにかこのホイールに似合うクルマはないかと探すことにしたそうだ。そんな時、サニーB10に乗る友人から、レストア途中で断念したKB10があるとの知らせがあり、引き継いで完成させてくれる人がいれば譲るという話しがあった。


 実車を見に行くと、ボディは前オーナーが自分で全塗装して、組み付ける前のバラバラ状態で、エンジンはナシ。ただし、ナンバープレートを見ると、当時の「岡5」ナンバーだったこともあり、最高のKB10に仕上げようと決断して譲ってもらうことにしたそうだ。


 11年前にスタートしたレストア計画は、ボディに関しては「ボディワーク寺元」にてフルレストア。というのも、前オーナーが放置していた期間にサビが発生していたため、思い切ってイチからレストアを行ってもらうことにしたからだ。


 そしてボディ以外のエンジン、ミッション、足回りなどは長瀬発動機に依頼した。


まるで新車のように仕上げられたエンジンルームには、長瀬発動機によるA15型改1.6L、圧縮比12:1というハイコンプ仕様が搭載される。点火系などもキッチリ強化されていて、始動性も抜群。ビッグバルブ仕様で、INφ40mm/EXφ33mmが組み込まれる。ハイコンプ仕様らしい乾いたエキゾーストノートを響かせていた。


エンジンのフロント回りをのぞき込むと、チェーンカバーのカムスプロケットの位置が加工され、チューニングを担当した長瀬発動機のプレートが装着されている。


ミッションは貴重な直結5速が装着されている。エンジンを高回転まで回してドライブを楽しめる仕様だ。



オイルパンは純正を使用。オイルフィルターを取り付けるオイルブロックは、アルミ削り出しで、オイルクーラーへの取り回しと、油温&油圧の取り出し口が装備されている。オイルフィルターは、現行モデルのスピンオン式を使用するタイプだ。



長瀬発動機による渾身のタコ足はφ48mmで、1本ずつグラム数まで合わせた完全等長だ。



バンパー下のインテークダクトを除くと、セトラブ製のオイルクーラーが確認できる。



キャブレターはマニア垂涎の規制前イタリア製ウエーバー45DCOE9を装着。パーコレーション対策として、外気導入用のブロワーが装備されている。



掲載:Nostalgic SPEED vol.004 2014年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotaraw Shimizu/清水良太郎

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