「すぐに壊れたりオーバーホールをしなくてはいけないようなことは避けたい」ロングライフをモットーに製作|71年式 日産スカイラインHT 2000GT-X Vol.2

美光ワークスのLEDテールランプを装着。旧車だからといって最新アイテムを毛嫌いするのではなく、良いものは取り入れるのがオーナーのスタンスだ。

       
日産スカイラインHT 2000 GT-Xを購入し、しばらく自分で弄っていたオーナー。
しかしオイル上がりを機にエンジンを新たに製作を決めた。

「せっかくエンジンをイジっても、すぐに壊れたりオーバーホールをしなくてはいけないようなことは避けたい」ということで、ロングライフをモットーに製作依頼。

そして、L28型のN42マニアブロックをベースに、亀有製の鍛造レーシングピストンや軽量コンロッド、75度ハイカムなどをおごった腰下に機械ポート仕上げを施したヘッドを乗せ、ソレックス44PHHを組み合わせた3L仕様が完成したのだ。


 また、昨年エンジンルームのレストアを施したのだが、その時にクーラーの配管周りをリフレッシュ。エンジンルーム内をスッキリと見せるためにもともと空いていた穴を埋め、配管をボディ内側を通すように加工をするなどの手直しを行ったという。



現在の仕様でひと通り満足しているというオーナー。しかし、近々リアブレーキをディスク化し、ゆくゆくは100L燃料タンクも積みたいとか。ハコスカのモディファイはまだまだ続きそうだ。


オーナーが実際に座ったところフィーリングが良かったため、スパルコのセミバケットタイプ「R100」を左右にセット。4点式シートベルトはウィランズ製が装着される。


ハイパワー化に伴いミッションは71Cに換装。クラッチはOS技研製のスーパーシングルだ。なお、GT-Xなので、パワーウインドーのスイッチがシフトレバー後方に設置されている。


マスターシリンダーはケンメリ用を流用。マスターバックもケンメリ用だが、そのままではボディに干渉してしまうため、ボディ側に逃げ加工を施している。



キャブはソレックス44PHHを装着。ファンネルはパーツアシストのアルミ削り出しで、フューエルデリバリーパイプはスターロード製を使用する。



クーラーのコンデンサーと電動ファンがあるため、グリル裏にオイルクーラーを装着するスペースがない。そこで、さまざまな工夫をしてバンパー裏に設置。


掲載:Nostalgic SPEED vol.004 2014年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo: Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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