激レア! ひらがなの「いすゞ」のバッジが付く最初期モデル|64年式 いすゞ ベレット 1600 GT Vol.3

       
手元にやってきたベレットは、まず外観の手直しが施され、ポルシェレッド(石川さん談)でオールペイントされた。当初は気に入って乗り回していたが、商売が忙しくなって放置状態が続いたことで、車体の状況が悪化。ある会社にレストアを依頼した。ところが話の行き違いから20数年間まったく動かされず、廃車寸前の事態となった。依頼した会社の責任で改めてレストア作業が進められ、現在の状態に修復。何とか貴重な個体が維持された。

 フロントグリルの中央に、ひらがなの「いすゞ」のバッジが付く最初期のベレット1600GT(写真はVol.1に掲載)。将来的に可能であれば、石川さんはどこかの博物館などに託したいと考えているそうだ。その時が来るまでは、自宅からもちろん自走で、各地の旧車イベントに駆けつけたいと思っている。



1.6L直列4気筒OHVのG160型エンジンが鎮座するエンジンルーム。2連のSUキャブレターとエアクリーナーケースはオリジナルのまま。



200km/hまで刻まれたスピードメーター(右)とタコメーター(左)。



この頃のいすゞ車には型式プレートがなく、バルクヘッドパネルに刻印されている車台番号を撮影。



1600GT用の六角形のテールランプを外せば、最初期のセダンに装着されていたテールランプがポン付けできる。埋められた穴はバックランプ用で間違いなさそうだ。でも、なぜに ?


掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年6月号 Vol.151(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo: Kazuhisa Masuda/益田和久

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