車体軽量化の限界に挑んだ国産スポーツカー ホンダNSX-R 2

       
アルミモノコック&アウタースキンを採用した超軽量な車体は、わずか1270kgまでスリム化されている。

 エアコンとオーディオで28kg、シートやホイール、バッテリーなどを軽量品へ交換したり、トラクションコントロールなどを取り払って68.7kg、バンパー付け根やドアビームなどをアルミにしたりと、ボディで15kgを稼ぎ出し、他の軽量化と合わせて120kgのダイエットに成功。

 エンジンはV6・280psを与えられながらこの軽さ。当時、国内最強と言われたスカイラインGT-Rでさえ、ノーマルではまったくNSX-Rに歯が立たなかったのだ。サスでは、バネレートがNSXの倍以上に固められ、当時はやっていた耐久レースN1マシンのようなハードさ。

ホイール

スカッフプレートエンジンスペアタイヤ

掲載:ノスタルジックヒーロー2010年11月号増刊 ハチマルヒーロー vol.14(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo:Akio Hirano / 平野 陽

タグ:

RECOMMENDED

RELATED

RANKING