名前の由来はメンバーも知らない謎!?|クロサメ商会Nコロ3連星 Vol.1|Nコロをフリースタイルで楽しんでいる愉快な仲間たち

       
福岡近隣のインパラやベルエアなどの古いアメ車のオーナーが集まり、10数年前にノリで結成したのが「クロサメ商会」。最近は、アメ車のほか、国産旧車やNコロがブームで、思い入れたっぷりに仕上げたクルマを駆り、イベントに出没。福岡界隈では、ちょっとしたウワサになるほど評判らしい。

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 名前の由来は、名付け親でクロサメ商会の中心にいる豆塚さんの頭の中にしかなく、メンバーも知らない謎なのだ。現在のメンバーは15名ほどで、イベントでは、クルマの展示以外にも、クロサメ商会のロゴやイラストが描かれたTシャツやステッカーなどを販売し、そこそこの売り上げになるほど人気らしい。

 最近はNコロや国産旧車に乗るメンバーが増えている。アメ車とは何から何まで、180度方向が違うNコロは、乗り換えた時のギャップも快感(!?)なんだとか。もちろん、ガソリン代や税金、高速代などの維持費の面でも、格安なのが人気の要因にもなっている。福岡でウワサの「クロサメ商会」は、ノリのいい、クルマ好きの集まりなのだ。

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メンバーの愛車達、フリースタイルというように非常に自由だ。


クロサメ商会の中心メンバーであり、メカ担当でもある豆塚保春さん。3台のNコロは彼がベース車から探し出し、仕上げたクルマで、センスの良さは見ての通り。
「Nコロは、オイルの量や汚れ具合をチェックして、こまめに交換していれば大丈夫。エンジンオイルはワコーズ製を使っています」と、維持する上でのポイントも語ってくれた。また、消耗品をはじめ、当時モノの入手困難なパーツなども、「豆塚さんに頼めば、調達してくれる」と仲間からの信頼も厚い。



ボディのサビを、友達と協力してハケ塗りでタッチアップしたり、マフラーの穴埋めなどを行った及川浩平さん。あちこちに傷みがあるようだが、それを直すのも楽しんでいる。
「Nコロが走っている当時のことは知りませんが、タータンチェックがあしらわれているのを見て、当時の流行とかを知って、その頃のカスタムをリメイクしようと思っています」とコメント。クロサメ商会の先輩たちの影響で、ますますNコロにハマってしまいそうな様子だ。また、富士重工のラビットも入手、そちらのレストアも進行中だ。


 これまで、エルカミーノや67年式インパラ・コンバーチブルなどを乗り継いできたアメ車好きの平田誠一郎さん。Nコロに関しては、仕上げてくれた豆塚保春さんにおまかせ状態。「何かあっても連絡すれば、どこがおかしいか分かってしまうようで、すぐに直してくれます。なので、これまでトラブルで困ったことはありません」と平田さん。イベントではクロサメ商会のブースを出したり、今回3人が着ているTシャツを用意したりと、クロサメ商会のムードメーカー的存在だ。



撮影のために、平田さんが仕込んできたオリジナルデザインのクロサメTシャツに着替えた3人。Tシャツなどをデザインするのは、平田さんの得意科目とのこと。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年2月号 Vol.155(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 Photo:Nobutaka Koremoto/是本信高

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