一目惚れで買ってしまったフェロー|女性オーナーが愛するダイハツ・フェローマックス Vol.1

       
今から5年ほど前のこと。そろそろ自分のクルマが欲しくなった彼女は、目星を付けておいたクルマ屋さんに実車を見学に出かけた。

目的のクルマは、イタリア生まれのフィアット・パンダ。コンパクトで角張ったスタイルがちょっとお洒落な感じで、気になっていた。

 ところが、いざお店に到着して並んでいるクルマを見たところ、隅っこにポツンと置かれた、水色の小さなクルマから目が離せなくなった。もちろん、車名も分からなかったが、「フェローマックス」と書いてあるプライスボードを見て、初めて知った。

 この時点で、パンダのことは眼中から消え、フェローマックスに一直線。どんなクルマなのかも分からないまま、購入を考えていた。

もちろん、お店の人からあれこれ説明を受けた。「ダイハツ製の軽自動車で、エンジンは360ccの2気筒2サイクル、ハイカスタムというグレードなのでシングルキャブだから馬力は……」。

彼女にとって宇宙語のような説明はほとんど意味をなさなかったようだが、とりあえず予算内だったので購入を決意。彼女の目には、古いクルマだけどカワイイし、サビもなくピカピカに見えていたのだ。

関連記事:「維持は大変。けど、気に入ったクルマだから!」|女性オーナーが愛するダイハツ・フェローマックス Vol.2


まだ鎌倉や箱根(手前)くらいの遠出(?)しか経験がなく、高速道路の経験もない。坂道でヒヤヒヤしたり、夜中に急に止まって動かなくなり、大雨の中、押して路肩に止めて1人で泣いたり、真夏に窓が開かなくなって我慢大会みたいになったりと、エピソードはつきない。



リアのトランクフードに装着されたエンブレムは、テールレンズと同じくらい巨大なもの。これは磨けばまだまだキレイになりそうです。



フェンダーの「fellow MAX」や「Hi Custom」のエンブレムは色があせ気味に。ワックスをかけてお手入れしてあげてください。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年4月号 Vol.150(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Akio Hirano/平野 陽

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